続・冗談ドラゴンクエスト 冒険の書・4
2020.10.15

続・冗談ドラゴンクエスト 冒険の書・4


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地下墓地

ナレ「地下墓地へと降りる一行」
リリア 「幽霊が出そうですね」
ナレ「暗闇の中から、しりょうのきし、が現れた!」
勇者「言ったそばから魔物かよ」
ナタリー「なんで墓地の中に魔物が出るのよ」
リリア 「墓地ですからね。ゾンビとか沢山でそうですね」
ナタリー「リリアは平気なの?」
リリア 「アンデッドモンスターには聖水が効きますし、清めの塩もありますよ」
勇者「それ、俺にもくれ!」
リリア 「いやです!」
ナタリー「竪琴と同じで、使える者が使わなきゃ効果がないのよ」
勇者「そうなのか?」
コンラト「勇者さんには、遊び人の能力があるじゃないですか」
勇者「あのなあ、俺の能力は無意識に勝手に発動するんだよ」
ナタリー「思い通りにはいかないということね」
ナレ「アンデッドモンスターに苦難しながらも、最下層中心部に到達した」
ナタリー「あ、誰かいるわ!」
ナレ「相手もこちらに気付いたようだ」
コンラト「恐れ入ります、ガラナさんでしょうか?」
ガラナ「そうですが、あなた方は?」
ナタリー「はい。ギルドの依頼で、金の竪琴をお届けに参りました」
ガラナ「!?お待ちしておりました。わざわざ届けていただいて恐縮です。これで魔物に遭
遇することなく地上に戻れます」
リリア 「その竪琴で魔物を防げるのですか?」
ガラナ「はい。鎮魂歌を謡いながら歩くのです」
コンラト「なるほど、鎮魂歌ですか。納得しました」
ナレ「ガラナは、持っていた銀の竪琴を宝箱に収めた」
ガラナ「役目も終わりましたし、地上に戻りましょう」
ナレ「ガラナの謡う鎮魂歌によって、魔物は出現することなく地上へと戻れた」
リリア 「なぜ、地下墓地に銀の竪琴を隠すように置かれたのですか?」
ガラナ「実は、天のお告げがありまして……私の持っている銀の竪琴を、地下墓地の最下層
にある宝箱に収めよ、というのですよ」
勇者「もしかして、そのお告げは精霊ルビスじゃないのか?」
ガラナ「分かりませんが……。ともかく、この竪琴なしには旅を続けられませんでした」
ナタリー「それで、代わりの竪琴を頼んだのですか?」
ガラナ「はい、そうです。本当は銀の竪琴が欲しかったのですが、金の竪琴しかないとのこ
とで、いたしかなく」
コンラト「金で出来ているので、高かったのではないですか?」
ガラナ「いいえ。依頼した竪琴師の方にもお告げがあったらしくて、展示用に飾っていた金
の竪琴を私に届けるようにと。代わりに材料の金塊もいつのまにか作業台の上にあったそ
うです。だから代金はいらないそうです」
コンラト「なるほど」
ナタリー「ともかく依頼は終了しました。この書類に署名していただけませんか?」
ガラナ「いいですよ(署名する)」
勇者「仕事も終わったことだし、夜も近い。宿屋を探すか」
ガラナ「それでしたら、うちに泊まっていきませんか?」
リリア 「よろしいのですか?」
ガラナ「構いませんよ。遠方よりの葬儀参列者のために、用意してある部屋があります」
コンラト「助かります」
ナレ「と、案内された部屋にはベッドが一つ置かれていた」
勇者「ベッドが一つ?」
ナタリー「1つよね」
リリア 「1つですね」
コンラト「一つに間違いありません」
勇者「ま、ドラクエでは1つのベッドに4人で寝ることになっているが……」
ナタリー「それはゲームの話!どうやって寝るのよ"(-""-)"」
勇者「ナタリーとリリアの間に俺ということで、川の字寝でいこう」
リリア 「お断りしますわ」
コンラト「私はどうすれば?」
勇者「床に寝れば?」
ナタリー「あんたこそ、床に転がってなさい!」
リリア 「じゃんけんで決めますか?」
コンラト「いえいえ。ご婦人方を床に寝かせるわけにはいきませんよ。私は床でいいです」
ナレ「結局、ナタリーとリリアが一緒にベッドに寝て、勇者とコンラッドは床にゴロ寝す
ることに決着した」
ナレ「夜が明けた」
ガラナ「おはようございます。朝食の用意ができてますよ」
リリア 「おはようございます」
コンラト「恐縮です。そこまでして頂かなくても」
ナタリー「おはようございます。ありがとうございます」
勇者「お!カツ丼かあ(*^^)vいただきます」
ナタリー「この世界で、カツ丼が出るわけないでしょ」
勇者「この物語はオリジナルだし、ナレーションの好物だから、出てもいいんじゃね?」
ナレ「出ません!(きっぱりと)」
勇者「そうか……さてと飯も食ったし、トイレどこ?」
ナタリー「な、なにを言ってんのよ」
勇者「そりゃ、食ったら出るに決まってるじゃないか」
コンラト「残念ながら、この世界にはトイレというものは存在しません」
勇者「なんだとお!!それじゃあ、適当な所で野糞しろというのか?」
ナタリー「いえ、それは……」
ナレ「説明しましょう。RPGの世界では、食事や排泄などという描写はほとんどありま
せん」
勇者「セ〇クスもか?」
ナレ「そうです」
勇者「しかし、前回の初仲間登場では、あったよな。アレはどうなる?アレで30000Gも
の借金を背負うことになったんだぞ」
ナレ「\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コツチニオイトイテ。先に進みます」
勇者「ああ、話題をそらせたな」
コンラト「そろそろ出発しましょうか」
ナタリー「この村にギルドはありますか?」
ガラナ「はい。中央広場にありますよ」
ナレ「ということで、ギルドに寄る一行」
ギルト「お疲れ様です。今回の報酬の500Gをお受け取り下さい」
ナレ「報酬とともに、受領確認書を手渡す店員」
ナタリー「確かに受け取りました。ここに受領の署名をすればいいのね」
ギルト「はい。お願いします」
リリア 「次の依頼で適当なものはありませんか?」
ギルト「そうですね……マイレの村に妖精の笛を届ける仕事はいかがでしょうか?600Gに
なりますが」
ナタリー「具体的な依頼の内容は?」
ギルト「リマルダールの宿屋の【よしりんぼう】というご老人から、マイレにいる道化師ナ
ヌエルに届けてほしいという依頼です」
ナタリー「いいわ。それ、引き受けます」
勇者「なんだよ。また勝手に(-_-メ)」
ナレ「ということで依頼を引き受けて、一路リマルダールへと向かうのだった」

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続・冗談ドラゴンクエスト 冒険の書・3
2020.10.12

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遊び人の能力

勇者「ところで、銀の竪琴は魔物を呼びよせたけど、金の竪琴はどうかな?」
ナレ「勇者は、金の竪琴を引いてみた。ゴールデンスライムが現れた!」
ナタリー「なにしてんのよ。わざわざ魔物を呼んだりして(*'へ'*)ぷんぷん」
勇者「いいから、ほれ。成敗しろよ」
コンラト「しかたありませんね」
ナレ「というなり、バッサリとゴールデンスライムを倒した。3000Gが手に入った」
勇者「おお、ナカナカ金持ちだな。なら、もう一度」
ナレ「ゴールデンゴーレムが現れた!」
コンラト「またですか……」
ナレ「ゴールデンゴーレムを倒して、1023G」
勇者「ふむ……確認のためにもう一度」
ナレ「ゴールデンパペットが現れた!」
勇者「やっぱりだ!この金の竪琴は、ゴールド系の魔物を呼びよせるらしいぜ」
ナレ「今度は強敵だ。金色したメタル系の魔物で、呪文を受け付けないし、打撃もほとん
ど1Pしか与えられない」
リリア 「もう、止めて下さい"(-""-)"」
ナタリー「とにかく逃げ足の速い奴だから、ピオリム掛けて素早さを上げるわ。リリアは確か
毒針持ってたわよね」
リリア 「はい。まかせてください」
勇者「俺はどうする?」
ナタリー「足手まといにならないように、応援歌でも歌ってなさい」
勇者「そうか……」
ナレ「勇者は【みんなを励ます】踊りを踊った。みんなの素早さが上がった」
ナタリー「ちょっと待って、なんで勇者のあんたが遊び人の能力持ってるのよ?」
勇者「だから、俺は根っからの遊び人だと言っているだろうが」
コンラト「念のためにお尋ねしますが……遊び人のレベルは如何ほどでしょうか?」
勇者「自慢じゃないが、遊び人のすべての能力を習得しているぞ。前に言わなかった?」
ナレ「といいながら、足元にあった石を投げつけた。20Pのダメージを与えてゴールデン
パペットを倒して、5040Gを手に入れた」
コンラト「遊び人の能力【石を投げつける】ですよね。今のは……」
リリア 「す、すごーい(*´ω`)」
ナタリー「い、意外だったわ……」
コンラト「た、確か遊び人レベルを極めると【女性のお尻を触る】だったか…で、ベホマズン
(全員全回復)と同等の効果が得られると聞きましたが……」
リリア 「ひゃっ!(お尻に手をやって後ずさりする)やめて下さい( ;∀;)」
ナタリー「いくら効果があるとしても、願い下げだわ」
勇者「それは違うな。全員回復効果のあるのは、レベル50の【やさしい気持ち】で、し
かもベホマラー効果だよ」
コンラト「そうでしたか……記憶違いですね」

勇者「ところでガラナとかいう吟遊詩人は、、こんな物騒なものを何で持ち歩いていたん
だろうな。曲を奏でるそばから魔物が現れるんだからな」
リリア 「というか私達のような素人が弾くから、魔物を呼びよせてしまうのではないでしょ
うか?」
ナタリー「じゃあ、熟練した者が弾けば、魔物は出てこないと?」
コンラト「聞いたことがあります。吟遊詩人は音楽で、精霊を呼び寄せたり、怒り狂う魔物を
鎮めたりできるそうです」
勇者「ほんとかよ?」
ナタリー「まあ、使える者が使えば、それなりのことができるということね。使えない者が使
えば魔物しか出ないのよ」
リリア 「私たちには宝の持ち腐れですか……」
勇者「その吟遊詩人のガラナとやらに早く会ってみたいものだな」
コンラト「竪琴の届け先に行けば会えるんじゃないですか?」
ナタリー「ほら、見えてきたわよ。ガラナの村」
ナレ「ガラナはこじんまりとした村だった」
勇者「で、依頼人はどこだよ?」
ナレ「村人に尋ねる」
村人「ガラナ?ああ、吟遊詩人のガラナ君ですか?」
コンラト「お宅はどちらでしょうか?」
村人「ああ、村はずれの墓地のそばにあるから、すぐ分かるよ」
ナタリー「墓地?」
リリア 「行ってみましょう」
ナレ「一行が墓地に向かうと、墓地の入り口にみすぼらしい家が建っていた」
コンラト「どうやら墓守の家みたいですね」
勇者「が~らなく~ん!遊びましょ!!」
ナタリー「なに言ってんのよ」
勇者「他人の家を訪れる時は、まず挨拶からだろ?」
ナタリー「挨拶が違うでしょうが」
ナレ「戸口の前で騒がしくしていたので、家の住人が出てきた」
住民「なにかご用ですか?」
ナタリー「え?ああ、ギルドの依頼でお荷物をお届けに参りました」
住民「荷物?」
リリア 「はい、この金の竪琴です」
住民「ああ、金の竪琴ですか……実は、ガラナは地下墓地に入っておりましてね」
コンラト「地下墓地ですか……。本人に直接手渡しせよとの依頼なのですが」
住民「では、地下墓地への入り口を開けますから、降りて探してみて下さい」
勇者「ええ?この人に代わりに受け取って貰ってはダメなのか?」
ナタリー「駄目よ。ギルドの契約だから」

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銀河戦記/鳴動編 第二部 第九章 共和国と帝国 Ⅲ
2020.10.10

第九章 共和国と帝国




 アレックスは統合艦隊総司令部に全幕僚を招集した。また帝国側から、マーガレット皇
女とジュリエッタ皇女、そしてその配下の提督達を呼び寄せていた。
「ところで座ったらどうだい。マーガレット」
 皇太子であるアレックスにたいしては、いかに実の兄妹であろとも最敬礼をつくさねば
ならない。同盟の提督達が着席しているのもかかわらず帝国の諸氏は不動の姿勢で立って
いたのだ。
「いえ。同盟の方々はともかく、我々は銀河帝国の人間です。皇太子殿下の御前において
は着席を許されません。どうぞお気がねなく」
「皇太子といっても、帝国ではまだ正式に承認されていないのではないかな」
「殿下はすでに宇宙艦隊司令長官に任命されております。皇室議会での承認はまだなされ
ておりませんが、これは事実上の皇太子として認められているからであります」
「宇宙艦隊司令長官は皇太子の要職だったな」
「さようにございます」
「私の皇太子の地位はともかく、共和国同盟最高指導者としての地位もあるのだ。そして
ここは共和国同盟下の首都星トランターだ。帝国の法律やしきたりは無用だ」
「ですが……」
「とにかく座ってくれ。こっちが話しずらいじゃないか。トランターにある時は、トラン
ターのしきたりに従ってくれ。最高司令官の依頼と皇太子の命令だ」
「は。ご命令とあらば……」
 皇太子の命令には絶対服従である。仕方なしに着席する帝国の諸氏。
「それよりも、殿下。私共をお呼びになられたのは、いかがな理由でございましょうか」
 マーガレットが尋ねた。
「先の同盟解放戦線では、解放軍と皇女艦隊が連携してことにあたったのだが、これをさ
らに推し進めて、正式に連合艦隊を結成するつもりだ」
「連合艦隊!」
 一同が驚きの声をあげた。
「誤解を招かないように先に念を押しておくが、これは連邦にたいして逆侵略をするため
に結成するのではないということだ。強大な軍事力を背景にして、連邦に容易には軍事行
動を起こせないようにし、平和外交交渉の席についてもらうためである」
「ミリタリーバランスと呼ばれるやつですな」

「ところでネルソン提督」
「はっ」
「現在の帝国の正確な艦隊数はどれくらいかな」
「帝国直属の艦隊が四百万隻と、国境警備隊及び公国に与えられた守備艦隊としての百万
隻を合わせて、都合五百万隻ほどになります」
「五百万隻か……だが、五百万隻といっても、同盟・連邦が相次ぐ戦闘で次々と新型艦を
投入してきたのに対し、長年平和に甘んじてきた帝国のものは旧態依然の旧式艦がほとん
どだということだが」
「さようにございます」
「しかも、乗員も戦闘の経験がほとんどないに等しいと。どんなに艦隊数を集めても、旧
式艦と未熟兵ばかりでは戦争には勝てない」
「確かにその通りですが、既存の艦隊を新型艦に切り替えるにも予算と時間が掛かり過ぎ、
また資源的にも短期間では不可能で問題外でありましょう」
「そうだな、不可能なことを論じてもしかたがないだろうが、将兵を再訓練する必要はあ
るだろう。今のままでは帝国軍五百万隻をもってしても、同盟・連邦軍二百万隻にはかな
わないだろうな」
 アレックスの言葉は、すなわち今帝国が同盟ないし連邦と戦争する事態になれば、かな
らず敗れることを断言したことになる。しかしこれまで数倍の敵艦隊にたいして戦いを挑
み勝ち続けてきたアレックスの実績を知るものには、信じて疑いのない重き言葉となって
いた。ネルソンにしても、完璧な布陣で艦隊を率いていたにもかかわらず、十分の一にも
満たない艦数でいとも簡単にマーガレット皇女を奪われてしまった、その実力を目の当た
りにしていては反論する余地もなかった。

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