銀河戦記/鳴動編 第二部 第五章 アル・サフリエニ VI
2020.02.29

第五章 アル・サフリエニ


VI


「駐留艦隊の総数は、およそ一万八千隻です」
「工業大国を防衛するには、少な過ぎやしないか……?」
「補給の問題でしょう。工業国とはいえ、資源を輸入して加工品を輸出するという国政で
すから、補給までは手が回らないでしょう。何よりも最大の問題が食料補給でしょう」
「自分達の国民でさえ食糧不足で困っているのにか?」
「その通りです。連邦軍は食料を自前で確保しなければなりませんから、大艦隊を派遣す
ることはできないでしょう」
「だろうな」
「とにかく、数で圧倒して勝利は確実ですが、やりますか?」
「当然! 戦闘配備だ」
「了解。戦闘配備」
 戦闘が開始された。
 一万八千隻対十万隻という戦力差。数の上ではウィンディーネ艦隊の圧勝というところ
だが、技術大国を防衛する責務に燃える駐留艦隊の激しい抵抗にあって、一進一退が続い
ていた。というよりも、投降を一切認めない『皆殺しのウィンディーネ』と悟って、死に
もの狂いで反撃していたのである。
「なかなかやるなあ……。エールを送りたくなるよ。しかしこれでどうだ」
 ゴードンは両翼を伸ばして完全包囲の態勢を取ると、オドリー少佐の部隊に突撃を命じ
た。
 ランドール戦法の攻撃力が加わると、さしもの駐留艦隊も態勢を乱して総崩れとなり、
降伏を認めないゴードンによって全滅に至った。
 すぐさま惑星トバの首長と面会を求めたが拒絶された。
「我々はバーナード星系連邦と協定を結んだ。たとえ今ここで解放戦線と協定を結び直し
たとしても、連邦は再び艦隊を次々と派遣してくるだろう。たかが三十万隻そこそこの解
放戦線に何ができる。最後に勝つのは連邦に決まっている。よって我々は解放戦線とは組
みしない。判ったらさっさと立ち去るが良い」
 そういわれて、
「はい、そうですか」
 と引き下がるようなゴードンではなかった。
「言ってくれるねえ……感心するよ」
 相手が言うことを聞かなければ実力行使しかない。
 ただちに降下作戦に入り、瞬く間に惑星トバを占拠してしまったのである。
 首長ら高級官僚を拘束し、連邦軍排除派の民衆運動家のリーダーを首長に据えて、解放
戦線との協定を結んでしまったのである。
 旧首脳陣は、ゴードンが実力行使という強行手段に出るとは思いもしなかったようであ
る。アレックス率いるランドール艦隊が、民衆を大切にし解放のために戦っていることは
知っている。
 おだやかなるアレックスの性格から民衆をないがしろにする行為には出ないだろう。
 そんな甘い考えがあったに違いない。
 しかし、連邦への復讐に燃えるゴードンには通じなかった。
 連邦の味方をすると公言したトバの首長を許すわけにはいかなかったのである。
 こうしてゴードンは、鉱物資源・精錬所・造船所と、戦艦を増強する手段を確保したが、
肝心の資金がなかった。民衆から税金を徴収して運用資金を得られる政府軍と違って、解
放戦線には海賊行為でもやらない限り資金集めは非常に困難であった。そもそもアレック
スが銀河帝国へ向かったのも活動資金を援助してもらうためである。
 幸いにもカルバキア共和国から鉱物資源の採掘権が認められている。そこで資源を開発
して希少金属を採掘して、それを売却して資金源とすることを決定した。そのために鉱脈
探査の専門家を呼び寄せて調査に当たらせた。まるで山師のようで、どうなるものか判ら
ないが、手をこまねいていては解決しない。
 その間にも、資金を提供してくれる友好国を求めて奔走するゴードンであった。

 第五章 了
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冗談ドラゴンクエストII 冒険の書・25
2020.02.28

冗談ドラゴンクエスト II 冒険の書・25



ナレ「慌ててテパの村から脱出する一行」
勇者「これからだが、王子のメモ書きはどうなっているか?」
王子「そうですね。テパの村で得た情報として、満月の塔というものがあります」
王女「その満月の塔って、ほら丁度真南に見えるあの塔じゃないかしら」
王子「川を舟で渡っていけますね」
勇者「そのようだな。あれ?最初にここに来たときは、堰があって通れなかったか?」
王子「それは、ほら。水門開けたからでしょ、たぶん」
勇者「なるほど、たまには悪戯するのもいいもんだな」
王女「なによ、たまたま偶然が引き起こしたのでしょ」
勇者「と、とにかく。満月の塔、攻略だ!」
ナレ「ちなみにFC版などでは、満月の塔へは一旦大海へ出てから、テパに来る河口の南
にある別の河口を遡上しなければなりませんでした」
勇者「そうか……。スマホ版は、難解度を下げたというわけか」
王女「なにを言っているの?」
勇者「あ、いや。何でもないよ、独り言だ。ほら、満月の塔に着いたぞ。ってか、またも
や隠し通路だらけかよ」
王子「マッピング開始します」
勇者「どうせ、重要アイテムに到着するには、上へ上へと昇って、今度は下へ下へと降る
んだろうぜ。いつものことだけど……」
ナレ「ベギラマを使うじごくのつかい、MPを吸収するパペットマンなどに苦闘しながら
も、ついに『つきのかけら』を手に入れたのだった」
勇者「おい、こら!満月の塔の攻略を、たった一文だけで終わらせるなよ」
ナレ「いいじゃないですか。冒険の旅はまだまだこれからなんですから。端折るときは端
折らないと、飽きられますよ。一応宝箱を守っていた老人の話を聞いて終わりにしましょ
う」
老人「月みちてかけ、潮みちてひく。すべては、さだめじゃて……。ここは満月の塔。さ
あ、その宝箱を開けるがよい。それもさだめじゃて……。」
勇者「なんのこっちゃ」
王子「次の目標地は、テパの村の少年が言っていた『さんごに囲まれた洞窟』ですかね。
そこへ入るには今手に入れた『つきのかけら』が必要とのことです」
勇者「サンゴ礁か……。赤道付近から中緯度にかけて、大洋の西側にある浅瀬に形成され
るというからには……(世界地図を見て)たぶんデルコンダルの北西か南西にある、どち
らかの島だろうな」
王女「意外に物知りですね」
勇者「なあに、今スマホで検索しただけだ」
王子「なんだ……ってか、いつからスマホなんて持ってたんですか?」
勇者「いいだろう?便利だぞ。とにかく出発しよう」
王子「デルコンダル城からの船出ですね」
ナレ「ルーラでデルコンダル城へ行き舟に乗る一行」
王女「どちらの島から先に行きますか?」
勇者「そうだな、北西の方から先にしよう」
ナレ「世界地図で確認しながら、北西へと舟を進めると」
勇者「ほうらお迎えだぞ!」
ナレ「うみうし2匹とホークマンが現れた」
勇者「異種格闘戦は辛いな。うみうしって奴は、ねむりこうげき、どくこうげき、あまい
においのいき、おまけに助けも呼びやがる」
ナレ「などと喚きながらも、ホークマンらを倒した。あくまのしっぽを落とした」
勇者「あくまのしっぽ、ってなんだ?」
王子「あくま、とついているから呪われた品でしょうね」
王女「記念に預り所に寄った時に預けたらいかがでしょうか」
勇者「そうだな。売ってもどうせ二束三文だろうしな」
王女「見えましたわ。たぶん、あの島じゃないかしら」
王子「島……というよりも、祠がそのまま海に浮かんでいるという感じですね」
勇者「よし、行くぞ」
ナレ「舟を降りて、精霊の祠に入る」
勇者「精霊の祠というのか。下への階段があるな」
王子「1、2……、7階。地下7階に降りました」
ナレ「魔物との遭遇もなく降り立った階には、広々とした空間に教会のマークが四角形を
描くように配置されていた」
勇者「どうやら教会マークのまん中に立てば、何か起こりそうだな」
王子「罠ということは?」
勇者「かもしれんが……。まあ、当たって砕けろ!…だよ」
ナレ「5つの紋章が、かがやきはじめた!教会マークに炎が灯り、どこからともなく美し
い声が聞こえる……。」
声 「私を呼ぶのは誰です?私は大地の精霊ルビス…。おや?あなたがたはロトの子孫で
すね?私にはわかります。はるか昔、私が勇者ロトとかわした約束…。その約束をはたす
時が来たようです。さあ……。私の守りを、あなたがたにさずけましょう。いつか邪悪な
まぼろしに、まよいとまどった時は、これを使いなさい。必ずやあなたがたの助けになる
でしょう。♪……さあ、お行きなさい。ロトの子孫たちよ。私はいつもあなたがたを見守
っています…。」
ナレ「声とともに炎が消えて、やがて静寂がおとずれた」
王女「何を受け取ったのですか?」
勇者「え?ああ……(道具を確認)ルビスのまもり、というのが増えているな」
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冗談ドラゴンクエストII 冒険の書・24
2020.02.27

冗談ドラゴンクエスト II 冒険の書・24


まずは、お詫びです。
ベルポイとテパの村において、ラゴスの持つ『水門のカギ』について、情報が錯そうしま
した。時系列の間違いというか……。ベルポイにおいて、まだ行ったことのないはずのテ
パのことを語るという。気が付いた方も気が付かなかった方も、冗談話ということで……。
早い話が、テパの村の項(23)を読んでから、ベルポイの村の項(22)を読んで頂くと、
時系列が繋がります。


で、ここから本文。


ナレ「まずはルーラシアからということで戻ってきた」
勇者「ここには地下牢がある。しかも片方はバリアーで守られているから、かなり重要な
ものが手に入れられそうだ」
王子「帰郷したのですから、王様にお会いになられたらいかがですか?」
王様「おお、ムーンブルクの王女ではないか!心配しておったのだぞ。お父上や城の者た
ちのことはまことに残念であったが、そなただけでも無事でよかった!これからはこのわ
しが○○の父親代わりじゃ。困ったことがあったら、いつでもわしに言うのだぞ!」
王女「ありがとうございます。ルーラシア王……」
ナレ「自分の息子はよそに、王女の方を気遣う王さまだった」
勇者「ま、いつものことだ……」
ナレ「さらに地下牢に降りる一行」
衛兵「ここは、ろうや。勇者さまのような方がいらっしゃる所ではありませぬぞ!」
囚人「おいっ!ろうやのカギは持ってるか?」
勇者「持ってねえよ」
囚人「ちっ!さっさと行きやがれ!」
勇者「うそぴょん!持ってるよ」
囚人「うひょ~ありがてえ!牢を開けてくれたお礼にいいことを教えてやろう。ラダトー
ム城の王さまが命の紋章を持ってるらしいぜっ」
勇者「うむ、すでに持ってるぜ」
王女「牢を開けて上げたというのに、この人ここから一向に出ませんね。なぜでしょう?」
勇者「まあ、いつでも出られるということが気休めになるのだろう。それに三食昼寝付き
だからな」
王子「もう一方の囚人は注意した方がよさそうですね」
王女「バリアー付きだから、相当の悪人なのでしょう」
勇者「とりあえず、トラマナだ。王子」
王子「まかせて」
ナレ「トラマナを詠じて、バリーを進む。鉄格子を開けて、中の神父姿の囚人に話しかけ
る」
神父「ほっほっほっ、私をここから出してくれるのですか?ありがたいことです。あなた
たちの亡骸をハーゴン様への手土産にしてあげましょう」
ナレ「神父は本性を現した。悪魔神官だったのだ」
勇者「なるほど、バリアー付きの牢屋に入れられていたのは、そういうことだったのか」
ナレ「戦いになるも、これまでの苦難でかなりレベルを上げていた一行の前に倒される悪
魔神官だった」
勇者「お、なんか落としたぞ!」
ナレ「勇者は、いかずちのつえを手に入れた」
王子「これ、僕と王女が装備できますよ。道具として使うと、バギの効果があります」
勇者「バギか……。王子はその呪文覚えているし、ロトの剣装備しているから、王女が装
備しろよ」
王女「いいの?」
王子「ええ、僕は構いませんよ」
王女「なら遠慮なく(装備した)」
王子「おや、神官のいた場所に何か落ちてます」
ナレ「王子は、すばやさのたねを手に入れた」
勇者「次はサマートリア城か」
囚人「坊主、いいことを教えてやろう。銀のカギを手に入れろ!銀のふちのドアなら、全
部そのカギひとつで開けることができるぜっ」
囚人「どうせ、もうすぐ世界は破滅するんです。盗みくらいいいじゃないですか、ねぇ」
勇者「たいしたことなかったな。次はサンペタか……。焚火の老人の所に行く途中にあっ
たな」
ナレ「サンペタに到着し、牢獄の前に来た」
王子「魔物が二匹捕らえられていました」
王女「さて、今度は何を持っているかしら」
勇者「戦って勝てば分かる」
ナレ「鉄格子を開けて、魔物に対峙する」
魔物「キイ!キイ!」
ナレ「ベビル二匹が現れた」
勇者「こしゃくな、いてもたれ!」
王女「なんか……悪役が言ってるみたい」
ナレ「火の息を吐くベビルだったが、難なく倒してしまう」
勇者「俺たち、つおーい!(ガッツボーズ)」
王女「何か落としたわ」
勇者「水の紋章だ!」
王子「やりましたね。これで五つの紋章全部集めましたよ」
勇者「それで、どうすればいいのだ?」
王女「そのことも大事でしょうが……。牢屋はまだありましたよ」
王子「そうでしたね。デルコンダル城の牢獄の囚人から何か聞けるか行ってみましょう」
ナレ「デルコンダル城に戻って牢屋を開けると……」
囚人「お前はいつぞやの……そうか、ついに牢のカギまで手に入れたか!金のカギのこと
を教えてやった甲斐があったというものだ。では、ありがたく出させてもらうぞ。お前た
ちも元気でな!」
王子「……。逃げて行ってしまいましたね」
勇者「誰も見てないよな?俺たちもトンズラするぞ」
王子「なんか……」
勇者「いうな!黙っていればバレないさ。とにかく次はザハンだ。神殿の奥の通路をまだ
見ていない」
ナレ「ドンずらこいて、ザハンに飛んだ」
王子「ちょ、ちょっと、ナレーションさん、その言い方は」
ナレ「勇者に合わせただけです。ザハンに到着しましたよ」
勇者「神殿の前に来たぞ。王子、トラマナだ」
王子「分かりました」
ナレ「バリアーの床を慎重に進んで、通路の先左側に入って鉄格子を開けると」
王女「機織り機がありました!(目を☆彡キラキラと輝かせて)」
王子「これで、水の羽衣が作れますね」
勇者「ついでに右側は……いのりのゆびわ、だな」
王女「テパに戻りましょう」
王子「分かりました。ルーラ!」
ナレ「テパに着くと同時に駆け出して、ドン・キホーテ、じゃなくてドン・モハメの所へ
とッシュする王女だった」
ドン「お若いの。道具をそろえて来たな。どうしても、このわしに仕事をさせたいらしい。
よし!水の羽衣を織ってしんぜよう。しかし、時間がかかるぞ。日を改めて取りに来るが
よい」
王女「できあがるまで、ラゴスから取り返した水門のカギを返しておきましょうよ」
勇者「と、その前に水門を見てみないか?」
王子「早く返してあげた方がいいのでは?困っているんじゃないですかね」
勇者「いいから、いいから」
ナレ「問答無用に水門のところに行く勇者だった」
勇者「よし、開けるぞ」
王子「わたしは見てませんからね」
王女「あたしもです」
勇者「門扉を開けてと……。なんだ何もないぞ。おっと、カギ穴があるな。このカギで開
くのかな?」
ナレ「カギを差し込んで回してみると、外で大きな音が……」
王子「ありゃあ!水門が開いて、水が流れ出しましたよ」
勇者「で、出よう。ここはもう用がない(*ノω<*) アチャー」
ナレ「取り敢えず、水門のカギを返しに行く」
男性「水門のカギを取り返して下さったのですね!あ、ありがとうございました」
勇者「ま、まあな……。じゃあな」
ナレ「そそくさと退散する勇者だった」
勇者「日を改めるのか?」
王女「宿屋で一泊すれば、自動的に日が改まります」
王子「泊まるって……。なんかまた旅疲れで寝込むとか?」
勇者「なあに大丈夫さ。、せかいじゅのはも持っているしな」
王子「それならいいです。泊まりましょう」
ナレ「何事もなく夜が明けて」
王女「さあ、行くわよ!」
ドン「おお、いいところに来た!今ちょうど出来上がったところじゃ!ほーれ、これが水
の羽衣じゃ。そちらの娘さんに着せるとよかろう」
王女「ありがとうございました」
勇者「爺さんのいうとおり、王女が着なよ」
王女「うん。(((o(^。^")o)))ワクワク」
ナレ「水の羽衣は、ギラ系の呪文や火炎ブレスなどの特殊攻撃のダメージを半分にする効
果があります」
勇者「なるほど、それでか。王女が執着した訳が、分かったな」
王子「これで、一通り牢屋巡りが完了しましたね」
ナレ「そこへ、やってきたのは……」
男性「ちょっと、あなた。すいもんのかぎを勝手に開けたでしょ。こまるなあ……。
えっ!?大神官ハーゴンをたおすために旅を?あわわわ……。」
勇者「そ、そうなんだよ。だから悪かったな」
ナレ「ということにして、テパの村を足早に立ち去るのだった」
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