続・冗談ドラゴンクエスト 冒険の書・15
2020.11.09

続・冗談ドラゴンクエスト 冒険の書・15


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魔法の鍵


ナレ「ナダトームに戻り、ギルドに報告する一行」
ギルト「お疲れさまでした。報酬の15000Gです」
勇者「次の依頼をくれ!」
ギルト「では【魔法の鍵】をリマルダール北西の鍵屋に届ける依頼はどうでしょう?500
Gになりますが」
勇者「また配達かよ。パス!!だいたい、鍵なんて俺には必要ないもんな」
ナタリー「それ、引き受けます!」
ギルト「それでは、魔法の鍵をお渡しします。とりあえず期限はないそうですので、のんび
り旅気分で行けばいいんじゃないでしょうか」
ナタリー「そうね。そうしましょう」
勇者「俺は行かないからな」
ナタリー「いいから来なさい!!」
ナレ「と、いつものように勇者の耳を引っ張って従わせる」
リリア 「リマルダールへは飛行船に乗りますか?」
ナタリー「そうねえ……レベルアップも必要だし、歩いて行きますか」
勇者「なんでやねん!飛行船があるのに、地べた這いずって行くのかよ」
コンラト「飛行船だと魔物に遭遇しないからレベルアップ出来ませんよ。例の竜王の依頼を受
けるためにも必要だと思いますが」
勇者「竜王か……レベル45だっけ?」
ナタリー「そうよ。竜王の依頼を達成できれば、1,000,000G よ!」
勇者「そうだった!(*''▽'')」
ナレ「大金をチラつかせて、誘惑するナタリー」
勇者「出発するぞお!!ルン♪ o(≧▽≦)o ルン♪」
ナタリー「乗りやすい男ね」
ナレ「ナダトームから北側の山脈を西側に避けて北の森林地帯へ入る。ここからは二つの
コースがあり、遠回りだけど平原が広がる北東の橋を渡るか、南東の近道だけど毒沼を通
る道がある」
コンラト「どちらを通りますか?遠回りでも安全な方を通るか」
リリア 「近道の毒沼のコースかのどちらかですね」
勇者「遠回りすれば、それだけ魔物と遭遇するし、毒沼は通るだけでHP削られるしな」
ナタリー「勇者のあんたが決めなさい」
勇者「そうだな……どっちでもいいから、コイントスで決めようぜ。表が出たら北東の橋
裏が出たら南東の毒沼コースだ」
コンラト「では、私がコイン投げます」
ナレ「コンラッドが金貨を空中に投げると……」
リリア 「表が出ましたわ」
ナタリー「では、北東の橋を行くわよ。遠回りな分、魔物との戦いでレベルアップできるわよ」
ナレ「北東の橋を渡り、平原をのんびりと進む一行。やがて二つ目の橋に到達した」
コンラト「この橋が架かる前は、ナダトーム地方ととマイレ地方は海で隔たれていました」
ナレ「そこから更に海沿いに南下すると、あの海峡トンネルとなる」
ナタリー「リマルダールも海峡トンネルが出来る前は隔絶してたのよね」
勇者「トンネルが出来たってよお…魔物が出るんじゃ繋がっているとは言いきれないじゃ
ないか。竜王の隠し別荘みたいな場所もあるしよ」
ナタリー「まあ気にしないで行きましょう」
ナレ「正式には、沼地の洞窟と呼ばれる、その洞窟に入る一行。魔物との戦いを繰り広げ
ながら、対岸のリマルダール地方に抜け出た」
勇者「おっしゃあ!リマルダールにたどり着いたぞ」
リリア 「北西の鍵屋と言ってましたよね」
ナタリー「あらら、入り口がないわよ」
勇者「おーい!お届け物ですよ!」
声 「ああ、悪いが入り口の所から、運河を外回りに巡ってきてくれないか」
ナレ「と、中から返事があった」
ナタリー「分かりましたあ!」
ナレ「村の入り口に戻って、橋のたもとから運河を外回りにぐるりと回ってゆくと、北西
の隅に橋が架けられていて目当ての鍵屋に到達した」
鍵屋「済まなかったのお」
ナタリー「はい、これがお届け物の【まほうのかぎ】です」
鍵屋「おお!これがまほうのかぎか……これと同じものを作ろうと思っていおるのじゃ」
勇者「俺には無用の長物だがよ。まあ、♪(*^ー゜)v(*^▽^*)*☆ガンバ☆♪」
ナタリー「では、この書類にご署名をお願いします」
鍵屋「ああ、いいとも」

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11
続・冗談ドラゴンクエスト 冒険の書・14
2020.11.08

続・冗談ドラゴンクエスト 冒険の書・14


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クンダタ再び

ナレ「命からがらドラドーラから逃げだして、ナダトームに戻って来た」
ナタリー「ともかくギルドに報告しましょう」
ギルト「お疲れさまでした。報酬をどうぞ」
リリア 「勇者さんは、実家に報告に行かないのですか?」
勇者「別にいいよ。どうせギルドから報告が入ってるだろうから」
ナタリー「ドライなのね」
勇者「それより腹が減らないか?俺はペコペコだよ」
コンラト「そういえば、私もお腹がすいています」
勇者「よっしゃあ。では、カツ丼食おうぜ!俺が奢っちゃる」
リリア 「カ、カツ丼ですかあ?」
勇者「旨いぞ。ナレーションの大好物だよ。な?一緒にどうだ?」
ナレ「はい。ご一緒します(*^^)v」
ナタリー「どうでもいいけどね……」
勇者「さてと……腹ごしらえも終わったし、次の依頼行こうか!」
ギルト「今回はギルドから直接の依頼です。ドラドーラを越えた先にマルキドという城塞都
市がありますが、その途中にちょっと寄り道をした所に、『精霊の祠』があります」
勇者「なんだよ。ドラドーラなら行ってきたばかりだよ。そのついでに依頼をくれたら良
かったじゃないか」
ナタリー「依頼の重複(ちょうふく)はできないからよ。竜王の分を除いてね」
勇者「重複(じゅうふく)じゃないのか?」
ナタリー「それは慣用読みね。捏像(でつぞう)をねつぞう、消耗(しょうこう)をしょう
もう、と読むのと同じよ」
勇者「なるほど……日本語辞書は、慣用読みでもちゃんと漢字変換するんだな。大したも
んだ」
ギルト「実は、別のパーティーが【妖精の守り】を運んでいる最中に、クンダタ一味に奪わ
れてしまったのです」
ナタリー「クンダタ三世とかいう奴ね」
ギルト「一味から、妖精の守りを取り返して、そのまま聖なる祠に運んで頂きたいのです」
勇者「討伐と配達の二段構えか。報酬二倍だな」
ギルト「はい。通常の配達料金に上乗せの15000Gとなっております」
勇者「まあ、そんなところかな」
ナタリー「分かりました。その依頼引き受けます」
勇者「討伐の方はともかく、配達はいい加減にしろといいたくなるな」
コンラト「いきなり強力な魔物退治するよりも、配達しながら小者の魔物退治でレベルアップ
を目指せばいいのですよ」
リリア 「そうですよ。着実なレベルアップに励まなくちゃいけませんわ」
ギルト「クンダタ三世は、ナダトームの北の洞くつに潜んでいるそうです」
ナレ「というわけで、北の洞くつへと侵入し、クンダタ三世を倒すのに成功して、妖精の
守りを取り返した」
クンタタ「参った! やっぱりあんたにゃかなわねえや……。頼む! これっきり心を入れ替
えるから許してくれよ! な! な!」
リリア 「どうしますか?」
勇者「かまわん!逃がしてやろう」
コンラト「よろしいのですか?」
勇者「どうせ、いずれ捕まるさ。連行してゆくのも面倒くさいし……」
ナタリー「呆れたわね」
ナレ「とにもかくにも、聖なる守りを手にマルキドの南の精霊の祠へと向かうのだった」
コンラト「ドラドーラ砂漠に入りました。町は……襲撃が終わって廃墟になっています」
ナタリー「悪魔の騎士は、今も宝箱を見守っているのかしらね」
勇者「たぶんな……」
ナレ「砂漠を抜けてマルキドへと向かう狭い道に入った」
コンラト「ここらに出没するメイジキメラはメダパニ(混乱)を使ってくるので厄介ですが、
『不思議な帽子』というMP消費を2/3にする便利アイテムを落とすことがあります」
ナレ「狭道を進むこと最初に見える橋が、精霊の祠へと続く。ちなみに、ゲームのDQ3
ではルーラやキメラの翼でメルキドへ飛ぶと、精霊の祠に通ずるこの橋のたもとに船は錨
を下ろしています。メルキドには海がないからですが」
ナタリー「この先は一帯が毒沼になっているわね」
リリア 「みて下さい!毒沼の中に祠があります。精霊の祠でしょうか?」
コンラト「そのようですね。しかし……荒れていますね。ここも魔物の攻撃を受けたのでしょ
うか?」
勇者「とにかく行ってみようぜ。ナタリー、トラマナ!」
ナタリー「分かっているわよ!」
ナレ「一行が祠に到着して中に入ると、壁は崩れ天井も一部空が見えるほどの荒れ模様だ
った」
ナタリー「酷いありさまね。受取人はいるのかしら」
勇者「おーい!!誰かいませんかあ~(*'ノ∀')ノおーい」
ナレ「すると、頭上に光が射したかと思うと、朧げに小さな輝きが現れ、やがて美しい姿
の精霊が現れた」
精霊「お待ちしておりました」
コンラト「この惨状はどうなされたのですか?」
精霊「魔物に襲われました。姿を隠して見ていたのですが、何かを探し回っている様子で
した」
ナタリー「これじゃないでしょうか?(と聖なる守りを渡した)」
精霊「聖なる守りですね」
リリア 「クンダタ三世によって先任の依頼受け者から奪われずに、そのまま配達されていた
ら……?」
精霊「魔物に聖なる守りは奪われていたでしょうね」
勇者「そうか……意外な所で役に立ったのか……逃がしてやって正解というところだな」
コンラト「そうじゃない気がしますが……」
精霊「この祠ももうすぐ完全に崩壊するでしょう。私はこの地に残って、この聖なる守
りを見守り続けることとしましょう。新たなる勇者が現れるまで」
ナレ「そう言うと、精霊は静かに消え去った」
ナタリー「あの……署名……」
ナレ「と、言おうとしたが、ギルドの書類には精霊の証が、いつの間にか記されていた」
リリア 「終わったようですね」
コンラト「精霊さん、この地で人知れず勇者を待ち続けるのでしょうね」
勇者「おそらく100年後のその時までな」
ナタリー「帰りましょう」

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銀河戦記/鳴動編 第二部 第九章 共和国と帝国 Ⅶ
2020.11.07

第九章 共和国と帝国




 その頃、アレックス坐乗するインビンシブルの後方で、密かに行動する艦隊があった。
 スザンナ・ベンソン少佐率いる旗艦艦隊二千隻である。
「輸送艦サザンクロスに、P-300VX特務哨戒艇を出して前方を索敵させて下さい」
 サラマンダーから支持を下すスザンナ。
 輸送艦サザンクロスは、タルシエン攻略の際に次元誘導ミサイルを搭載していた艦であ
る。今回の巡行には、P-300VXを積んでいた。
*参照 タルシエン要塞攻防戦
 歪曲場透過シールド発生装置を搭載して、電磁波はおろか光さえも透過させて敵に探知
されないという、戦艦百二十隻相当の予算が掛かっている秘密兵器である。
 サザンクロスからP-300VXが降ろされて、前方の彼方へと滑るように発進した。
 電子装備やら時空歪曲場シールドやらが、エネルギーを馬鹿食いするので長距離は飛べ
ず、索敵出動時以外は輸送艦に積まれて待機しているのである。
「P-300VX、インビンシブルの後方32光秒の位置に着きました」
「敵艦出現想定位置からの索敵範囲圏外になります」
「よろしい。そのまま待機せよ」
 獲物を狩るハンターのように、息を潜めてじっと待ち続ける。

 アレックスがトランターを出発する数時間前のことだった。
 呼び出されてアレックスの元を訪れたスザンナ。
「君に極秘の任務を与える」
「はい!!」
「私は、インビンシブルで帝国に出発する」
「サラマンダーではないのですか?」
「そうだ。私が以前に、帝国からアルビエール侯国へ向かう時に、海賊艦隊に襲われたこ
とがある」
「すると今回も海賊が?」
「それだよ。しかし、サラマンダー艦隊が連れ添っていれば、海賊は現れないだろう。わ
ざと防御を手薄にして見せることで、敵さんをおびき寄せることができるというものだ」
「内通者がいると?」
「おそらく、ジュリエッタ艦隊の中に紛れ込ませているだろう。そして、逐一艦隊の位置
座標を知らせる発信機かなんかを持っているはずだ。宇宙は広すぎる、予定進行ルートが
判明していても、それだけでは遭遇することは不可能だ」
「なるほど」
「それで、サラマンダーで後ろからサポートしてくれ」
「わかりました」
「まず最初に、P-300VXで通信傍受して、内通者のいる艦を特定して、インビンシ
ルの私に報告してくれ」
 さらに、綿密な作戦が伝達される。


 サラマンダー艦橋の正面スクリーンを見つめているスザンナ。
 そのはるか先には、アレックスの乗るインビンシルがいる。
 自ら囮となって、仇なす見えない敵をおびき出す計画。
 そして、その掃討のために、サラマンダー艦隊を預けてくれた。
 責任重大であるが、その絶大なる信頼に応えようと誓うスザンナだった。
「VXより入電。前方二時の方向に感あり!」
「識別信号は出していますか?」
「出しておりません。帝国及び共和国同盟の味方信号なし!」
「どうやら、敵と見てよいですね。全艦戦闘配備をしておきましょう。提督の合図次第で
す」

「それにしても、こうやって秘密裏に行動するってのはいかがなものでしょう?」
「提督は、これまで二回も海賊に襲われていますからね」
「帝国首都星アルデラーンとアルビエール侯国との往来でですね」
「そうです。今回の道行きにも、提督いえ、皇太子を亡き者にしようと企む摂政派の一派
が蠢いている可能性大です」
「大艦隊で移動していればともかく、少部隊ならば好機とするでしょうね」


「もう一度確認しておきます。敵の旗艦もしくは指揮艦は撃沈させずに、航行不能にして
鹵獲して下さい。指揮官を捕虜にして、黒幕を白状させるのです」
「接近接弦装備の確認」
「白兵準備!」

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