妖奇退魔夜行/序章・蘭子登場!
2020.11.20
陰陽退魔士・逢坂蘭子/序章・蘭子登場!
大阪市阿倍野区阿倍野元町5-16。
熊野街道沿いに安倍晴明神社(あべのせいめいじんじゃ)がある。
安倍晴明公は、天慶7年(944年)、この地に生誕し、のちに天文陰陽推算の術を
修め、「葛の葉子別れ」の伝説で広く知られている。
この物語は、その安倍晴明が活躍した世代から、約十世紀余の現代にはじまる。
草木も眠る丑三つ時。
安倍晴明神社からほど遠くない所にごく普通の住宅がある。
その二階の一室で眠る一人の若き少女。
本編の主人公であり、枕元には先祖代々受け継がれた妖刀を収めた小柄が、夜の闇に
怪しげに輝いている。
名匠長曽弥虎徹が鍛えた御守懐剣の一つである。
少女の名は、逢坂蘭子。
安倍晴明の血筋に繋がり、陰陽道の妖術の使い手でもあったが、その寝顔を見るにつ
けてもごく普通の女の子にしか見えない。
それもそのはずで、近くの大阪府立阿倍野女子高等学校に通う、今時の女子高生なの
だから。
窓のカーテンは開け放たれており、夜を照らす月の光が差し込んでいる。
その月を真っ黒な雲が覆い隠し、物音しない夜の空間に闇を作り出した。
と、突然だった。
枕元の小柄が、微かに震え始めた。
その小柄に向かって、白くて細い指先が伸びて、それを掴んだ。
「妖気……」
異変を感じて目を覚ました少女は、あたりに漂うただならぬ気配を感じ取っていた。
何も言わず、静かに寝巻きを脱いで裸になる少女。
そして和箪笥から、この時のための装束である巫女装束に着替え始めた。
巫女装束は、少女にとっては戦闘服でもあった。
巫女装束に着替えた少女。
彼女の名前は……。
陰陽退魔士「逢坂蘭子」
序章 了
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続・冗談ドラゴンクエスト 冒険の書・21
2020.11.18
続・冗談ドラゴンクエスト 冒険の書・21
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エピローグ
ナレ「ブラモス城からフェリス王国へと向かう異次元世界。突如として、ブラモスゾンビ
が襲い掛かった!」
勇者「なんだとお!ゾンビになって復讐戦かよ」
コンラト「来ますよ!」
ナタリー「油断しないで!」
ナレ「再戦が開始される。息つく暇のないほどの激しい戦いの末にブラモスゾンビは闇の
中に消え去った」
勇者「ふうっ……。今度は無言で逝きよったな。ドラクエⅡのシドーのように」
ナレ「やがて眩い光に包まれたかと思うと、元の大聖堂の魔法陣の中。大魔導師クアール
の御前に立っていた」
導師「おお!よくぞ、無事に帰ってきた。姫さまもご一緒だな」
コンラト「それもこれも、クアール様のご尽力のおかげです。感謝致します」
導師「勇者殿。さすが、大魔王ズーマを倒された女勇者のご子孫。期待通りのご活躍でし
たね」
勇者「よせやい。へそがくすぐったくなるぜ」
コンラト「姫さまを、ファンタリオンの国王陛下の元にお送りしたいと思います」
導師「そうじゃったな。早速馬車で送ってしんせよう」
ナレ「クアールの能力で、一瞬にファンタリオン王国へ瞬間移動できるのだが……。王女
には旅をさせたいと考えたのであろう。城に入ってしまえば、自由に外へ出入りできなく
なるからである」
導師「ご苦労だった。コンラッドよ、フェリス王には、儂から伝えておこう」
コンラト「ありがとうございます」
ナレ「やがて、ファンタリオン王国に馬車は到着し、王女は無事に国王の元に戻ったので
ある」
国王「勇者よ!よくぞ大魔王を倒した!心から礼を言うぞ!姫が戻ってきたのも全てそな
たの働きのお陰じゃ!勇者よ!そなたこそ真の勇者!そなたの曾祖母と同じく、この国に
伝わる真の勇者の証ロトの称号を与えよう!勇者、いや勇者ロトよ!そなたの事はロトの
伝説として語り継がれてゆくであろう」
ナレ「国王主催の大宴会が開かれ、国民たちは歌えや踊れや楽しんだ。そして夜が明けた」
コンラト「さて、姫様を救出して、国王の依頼を完遂しましたし、一旦パーティーを解散する
としますか」
リリア 「そうですね。ここいらでゆっくりと休息したいですね」
ナタリー「あたしは……こいつとペアを組むよ」
勇者「な、なんだよ。いきなり!」
ナタリー「あんたには、責任を取ってもらうからね。この書類に署名しなさい」
勇者「なに、これ?婚姻届け!?」
ナレ「だから、責任を取ってよ」
勇者「なんの責任だよ」
ナタリー「忘れたの?」
勇者「なんのこと?」
ナタリー「初めて会った時に……中出ししたでしょ。それにオリコレ村でもよ!」
勇者「同意の上での行為は犯罪じゃないはずだが」
ナタリー「そうじゃなくって!!」
リリア 「わかった!!ナタリーさん、できちゃったのね?」
ナタリー「(頬を赤らめて)そうなのよ(と勇者を見つめる)」
コンラト「そうなんですか!?勇者さん、これはもう逃げられないですよ」
リリア 「結婚式には呼んで下さいね」
勇者「け、結婚!!?」
ナレ「というわけで、とんとん拍子に話が進んで、勇者とナタリーの結婚式が執り行われ
ることとなった」
母親「あんたには苦労かけさせられたけど……いや、こんな日に言うべき話じゃないね。
いいかい、ナタリーさんを大切にな」
勇者「…………」
母親「ナタリーさん」
ナタリー「はい」
母親「こんな奴だけど……言うこと聞かなかったら、尻を蹴飛ばしてでも構わないから、
ビシバシやってね」
ナタリー「はい。まかせてください」
コンラト「あはは、こりゃ完全に尻に敷かれますね」
リリア 「勇者さんには、ナタリーさんのような、しっかり者が必要です」
勇者「…………」
リリア 「それはそうと、あの姫様は、ナダトーム城へとお輿入れが決まったそうね」
コンラト「例の光の玉も持参金代わりに持っていかれるそうです」
ナレ「こうして、また一つの冒険が終わった」
時が流れること、およそ100年後。
大地アレフガルダの一角にあるナダトーム城の国王に、可愛い女の子が授かった。
国王は、ルーラ姫と名付け可愛がっていたのだが……。
突如として、竜王が現れ嫁にくれと願い出たのだった。
当然国王は断るが、竜王は激しく怒り、姫を力づくでさらってしまった。
竜王「ルーラ姫と光の玉は貰ってゆく」
と言い残して。
光の玉を失ったせいなのか、それとも光の玉の力を竜王が解放したのか……。
大地に異変が起こり、ファンタリオン王国とフェリス王国、そしてアリアヘンは消滅して
しまった。
唯一残ったナダトーム王国も、前にも増して魔族が頻繁に出現する世界となったのだ。
その時、一人の勇者が国王に呼ばれて、はるばるナダトーム城を訪れた。
国王曰く
「おお、勇者! 勇者ロトの血を引く者よ! そなたの来るのを待っておったぞ」
「その 昔 勇者ロトが カミから 光の玉を授かり 魔物達を封じ込めたと言う」
「しかし いずこともなく現れた 悪魔の化身 竜王が その玉を 闇に閉ざしたの
じゃ」
「この地に 再び平和をっ!」
「勇者よ! 竜王を倒し その手から 光の玉を取り戻してくれ!」
「わしからの贈り物じゃ! そなたの横にある 宝の箱を 取るが良い!」
「そして この部屋にいる 兵士に聞けば 旅の知識を 教えてくれよう」
「ではまた会おう!勇者よ!」
こうして、新たなる勇者の新たなる冒険の旅がはじまった。
to be continued to
dragon quest I・Ⅱ
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続・冗談ドラゴンクエスト 冒険の書・20
2020.11.17
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大魔王ブラモス
勇者「ここはどこだ?」
ナレ「気が付くと、一同は荘厳な城の前に立っていた」
ナタリー「成功したわね」
勇者「これがブラモスのいる城か?」
リリア 「そのようですね」
勇者「どうせなら、ブラモスの真ん前に送ってくれればよかったじゃんか」
ナタリー「それで、いきなり戦闘になって身構える暇なく逝ってしまうのね」
コンラト「そうですね。ラスボスに当たる前に、雑魚や中ボスとの戦いを経て、戦意高揚させ
ながらラスボスと戦う心構えを整えるのです」
勇者「"(-""-)"……何か分からんが……ともかく、早いとこラスボスに会いに行こうぜ」
ナレ「といいながら、懐から一冊の本を取り出した」
ナタリー「何よ、その本は?」
勇者「これか?ひいばばの書いた自叙伝だよ」
リリア 「自叙伝?」
勇者「ああ、この城の攻略法が図解(MAP)付きで解説してあるぜ」
コンラト「早い話が攻略本ですね」
ナタリー「まあ、どうでもいいわ。さっさと行きましょう」
ナレ「攻略本のおかげで、とうとうブラモスの前にたどり着いたのであった」
*参照 冗談ドラゴンクエスト バラモス城
ブラモス「ついにここまで来たか。勇者よ。この大魔王ブラモス様に逆らおうなど身のほどを
わきまえぬ者たちじゃな。ここに来たことをくやむがよい。ふたたびび生き返らぬようそ
なたらのハラワタを喰らいつくしてくれるわっ!」
勇者「おい!そのセリフ、おまえの爺さんと同じだぞ(と攻略本を見ながら)」
ブラモス「おまえも、俺の爺ちゃんを倒した女勇者の曾孫だろ!?合せてみただけだ」
勇者「意味分らんが……とにかく、おまえを倒す!!」
ブラモス「しゃらくせえ!カカッテコイщ(゚Д゚щ)」
勇者「アスキー顔文字とは、余裕だな。機種依存文字があるから、文字化けして何書いて
あるか分からない人もいるぞ」
ブラモス「漢字変換してたら、面白いのがあったから使用したまでさ」
勇者「そうか。じゃあ、改めて戦闘開始だ!」
ナタリー「あんたら、何やってんのよ!真面目にやりなさい!!」
勇者「へいへい」
ブラモス「怖い人ですね」
勇者「ああ、おまえより怖いぞ」
ブラモス「そのようですね」
ナタリー「……"(-""-)"あのね……」
ナレ「戦闘再開!激しい戦いが繰り広げられた。そして勇者の止めの一撃が決まる」
ブラモス「ぐうっ……お…おのれ、勇者……わ…わしは……あきらめ…ぬぞ…ぐふっ!」
ナレ「大魔王ブラモスは、断末魔の悲鳴を上げながら闇の中へと沈んでいった」
勇者「断末魔も爺さんと同じだな」
ブラモス「(闇から顔を出して)台本に書いてあるんだよ!(そしてまた消えた)」
ナタリー「と、とにかく……倒したのよね」
リリア 「はい。これで世界に平和が訪れますね」
勇者「それはそうと、姫さまはどこに囚われているんだ?」
ナタリー「あんたの関心事は、姫が美人かどうかでしょ?」
勇者「当然だ!」
ナタリー「もし、〇スだったらどうするの?」
勇者「放っておいて帰る!!」
リリア 「でしょうね」
コンラト「姫を見つけました!!」
ナタリー「さすが、コンラッドさんね」
姫 「助かったのですか?ブラモスは?」
コンラト「ブラモスは倒しました。ご安心ください」
勇者「さすが、ナイトだな。姫の扱いには慣れているようだ。にしても……(姫を凝視
する)」
リリア 「そんな言い方、姫さまに対して失礼ですよ」
勇者「そうかあ……。ま、姫のことはコンラッドに任せる」
ナタリー「どうやら、お気に召さなかったようね」
リリア 「女性だったら、誰にでも手を出すのではなかったのですか?」
ナタリー「相手が王女様だからでしょ。下手に手を出したらどうなるかで、思い留まったって
ところね」
コンラト「ところで、お手に持たれているものは?」
姫 「これは、『ひかりのたま』と言います。大魔王ズーマを倒すさいに、その闇の衣を
剥がすためのものでした」
勇者「あれ?ひかりのたま、って俺のひいばばが持ってたんじゃなかったっけ?」
コンラト「ズーマを倒した後に、持っていても仕方がないと、国王に献上なされたと聞きまし
た」
勇者「そうなのか?」
姫 「以来ひかりのたまは、ファンタリオン王国の国宝となっております」
ナレ「壁や天井が崩れ始めていた」
勇者「なんだよ。ラスボス倒すと、いっつも城まで一緒に崩壊するのはなんでだよ」
ナタリー「この城も一度は崩れたのよね。たぶんブラモスの魔法で復元されたのだろうけど、
本人に倒れれば魔法も解けて崩れるのよ」
コンラト「なるほど……」
勇者「今竜王がいる城もいなくなれば崩れ去るってことだな」
リリア 「のんびり話し合っている暇ありませんよ!」
ナタリー「そうだったわね。コンラッドさん!」
コンラト「分かりました(導きの羅針盤を取り出す)皆さん、私を囲むようにして、手を繋い
で輪になって下さい」
勇者「それで、童謡かごめかごめを歌い踊るのか?」
ナタリー「ふざけないの!」
ナレ「コンラッドが羅針盤に意識を集中すると、一同の足元に魔法陣が輝きだした」
ナタリー「みんな、意識を集中して。元の世界に戻れるように!」
リリア 「元の世界へ」
姫 「戻れますように」
勇者「おお、帰るぞ!」
ナレ「一同が目を閉じて瞑想する。やがて……」
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2020.11.20 07:05
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