冗談ドラゴンクエスト 冒険の書 16
2019.07.01
冗談ドラゴンクエスト
冒険の書 16
08/05 15:42 ナレ1「引き続いてモンスターが襲ってきた」
08/05 15:43 ナレ2「ナタリーの攻撃! モンスターを倒した」
08/05 15:44 ナレ1「チャラリラリン♪」
08/05 15:45 ナレ2「どこからともなく聞こえる音」
08/05 15:46 勇者「なんだ? この音は?」
08/05 15:47 ナタリー「気にしないでいいわ。レベルアップすると神様が祝福くれてい
るのよ」
08/05 15:48 勇者「レベルアップ?」
08/05 15:49 ナレ1「勇者がレベルアップした。」
08/05 15:51 ナレ2「素早さが1、攻撃力が1、防御力1……。それぞれアップした」
08/05 15:52 勇者「ほう……。ステータスが全部1こずつ上昇しているみたいだ。」
08/05 15:54 ナタリー「1こずつ? せこいわねえ。これじゃあ、まともなステータス
になるのに、どれだけレベルアップを続けなきゃならないの?」
08/05 16:07 勇者「そうか、わかったぞ。逃げないで戦うのは、レベルアップが目的な
のか」
08/05 16:08 ナタリー「今頃気づいたわけ? Gも手に入るからアイテム購入資金にな
るしね」
08/05 16:09 勇者「なるほど……。納得した」
08/05 16:24 ナタリー「納得したなら、オリコレ村周辺で経験値稼ぎするわよ」
08/05 16:25 勇者「経験値稼ぎ?」
08/05 16:26 ナタリー「これからはあなたも戦いに参加してもらうからね」
08/05 16:27 勇者「モンスターに、当たりも触りもしないのにかい?」
08/05 16:29 ナタリー「まぐれ当たりということもあるじゃない。それに戦っていると、
ステータスの上昇率も増えるはずだから」
08/05 16:30 勇者「そういうことか……。まあ、いいや。やってやるよ」
08/05 16:31 ナレ1「というわけで、オリコレ村周辺での経験値稼ぎをはじめる二人だ
った」
08/10 00:04 ナレ2「モンスターが三匹現れた!」
08/10 00:05 勇者「げっ! 三匹かよ」
08/10 00:06 ナレ1「といいつつ、モンスターの一匹をたこなぐりにした」
08/10 00:07 ナタリー「なによ、たこって」
08/10 00:08 勇者「しようがねえだろ。持ってた短剣を売ってしまって、素手で戦うし
かないんだから」
08/10 00:10 ナタリー「あら、そうだったわね。せめて道端にでも落ちている木の棒で
も拾ったら?」
08/10 00:12 勇者「そんな都合の良い棒なんか落ちてるわきゃないだろ」
08/11 01:20 ナタリー「はい、樫の棍棒。そこに落ちてわよ」
08/11 01:21 勇者「まあ、そんなことも……たまにはあるかもな」
08/11 09:30 ナタリー「攻撃補正値が10ね。拾ったにしては、なかなかいいじゃない」
08/11 10:01 勇者「なんだ? 短剣の5よりも攻撃力があるじゃないか」
08/11 10:54 ナタリー「その分重いから、素早さが下がってるわ。-5ポイント」
銀河戦記/機動戦艦ミネルバ 第四章 新型モビルスーツを奪還せよ VII
2019.06.30
機動戦艦ミネルバ/第四章 新型モビルスーツを奪回せよ
VII
ゆっくりと降下していくミネルバ。
「まもなく海上に着水する。総員、衝撃に備えて何かに捕まれ」
座席のある艦橋オペレーターはともかく、機関部要員などは立ち仕事なので、衝撃に
吹き飛ばされて怪我をしないように、機械の出っ張りにしがみ付いていた。
やがて豪快な水しぶきを上げながら着水するミネルバ。
海面との摩擦力による急激な減速で、乗員達は前のめりになりながらも、なんとか乗
り切ったようだ。
「着水しました」
冷や汗を拭きながら報告するオペレーター。
「全隔壁閉鎖」
艦内のすべての防水隔壁が閉じられていく。
水上戦闘では、喫水線より下部の艦体に損傷を受けて浸水した時に備えて、隔壁を閉
じるのはセオリーである。
「砲術長!」
「はっ!」
呼ばれて立ち上がる砲術長。
「各砲門の戦闘指示は任せる。目標戦闘艦が射程に入り次第、攻撃開始せよ」
「了解。各砲門は自分の判断で戦闘指示を出します。目標戦艦が射程に入り次第攻撃開
始」
命令を復唱して席に戻る砲術長。
数多くの敵艦船に対して、艦長自らが攻撃指令を出していては、全体的な指令が出せ
なくなる。細かな指示は、各担当部門の責任者に一任するのは当然である。
早速に戦闘指示を出し始める砲術長。
「135mm速射砲へ、APCR硬芯徹甲弾を装填!」
APCR硬芯徹甲弾とは、軽合金の外郭の中にタングステンカーバイトなどの重金属
の弾芯を使用して侵徹長(貫通力)を高めたものである。全体として比重が軽いので高
初速が得られる。着弾すると外郭の軽合金は潰れて、弾芯のみが装甲を侵徹する。
より貫徹力の強いAPFSDS弾ではなく、こちらを選んだのは連射能力がこちらの
方が高いからである。もちろん値段の関係もあるが……。
「APCR弾、装填完了しました」
やがて速射砲台から応答があって直ぐだった。
「目標戦闘艦が射程に入りました」
「全砲門、攻撃開始!」
砲術長が下令すると、各砲門がそれぞれ火を噴き始めた。
ミネルバの兵装には、砲術長が担当する部門以外にもまだある。
魚雷長の担当する魚雷部門である。
「魚雷発射管室に魚雷戦を発令せよ」
フランソワは魚雷長に指示を与える。
「了解。魚雷戦を発令します」
ミネルバには艦首に8門、艦尾に4門の魚雷発射装置がある。
通常の魚雷はもちろんのこと、シースキミング巡航ミサイルの【トラスター】をも発
射できる兼用タイプである。
水上艦艇の魚雷発射装置は甲板上にあるものだが、ミネルバは潜水能力があるので、
喫水線下に発射管を装備している。
「ADCAP重魚雷を装填」
ポンプジェット推進にて最大速力50kt(最大射程8km)を誇り、全長約5.79m、重量
1,663kg、弾頭に292.5kg高性能炸薬(磁気信管)。1,000m以上もの深さからでも発射き
るホーミング魚雷である。
誘導方式には、魚雷本体のソナー探索によるものと、母艦からの有線誘導の二通りが
ある。有線誘導の場合には、敵艦がデコイ(囮魚雷)などで対抗しても、それを廃除し
て命中させることができる。
「敵艦隊は密集しています。ソナー探索にしましょう」
「そうですね。発射すれば必ずいずれかの艦に命中するでしょう」
一隻が魚雷に気づいて退避運動を起こしても、後続の艦艇がいくらでもいる。これだ
けの重魚雷、命中すれば一発撃沈である。
魚雷発射管室では、指示に従ってADCAPを発射管に装填していた。
もちろん人力では不可能であるから、自動装填装置によってである。
「装填完了」
「管内に注水」
「深度調停装置を調整、5m。雷速5kt」
「発射角度3度」
「圧搾空気弁正常。圧力正常」
「前扉を開放」
次々と魚雷発射への準備が進められていく。
そして魚雷長が艦橋へ報告する。
「魚雷発射準備よし!」
『魚雷、全門発射!』
すぐさま命令が下される。
魚雷発射!
圧搾空気によって魚雷が押し出され、起動スイッチが入って機関が動いて、魚雷は敵
艦目指して進んでいく。
「魚雷発射、確認。敵艦への到達予定時間は二分後です」
『続ける。次弾を装填せよ』
魚雷発射担当要員に休んでいる暇などなかった。
「左舷後方より高速推進音! 水中をこちらに向かってきます」
周囲に潜水艦が隠れていたのであろう。
こちらが撃てば、敵も撃ってくる。
「デコイ発射用意!」
おそらく誘導魚雷であろうから、囮魚雷で敵魚雷をかわそうというわけである。
もちろん同時に退避運動。
「取り舵一杯! 左舷エンジン停止、右舷エンジン全速!」
ゆっくりと旋回を始めるミネルバ。
「魚雷発見!」
正面スクリーンに敵魚雷が気泡を上げて迫ってくる映像がポップアップで投影される。
艦橋は緊迫感に溢れていた。
「舵を中央に戻せ! 両舷前進半速! デコイ発射!」
息詰まる瞬間であった。
魚雷は退避運動によって目標を一時に失い、デコイに反応して反れていった。
「敵潜水艦の位置を確認」
「反撃します! ソードテール対潜魚雷発射用意!」
艦上発射式の対潜ミサイルである。トライアス(改)巡航ミサイルの弾頭に誘導魚雷
を取り付けたもので、敵艦の大まかな位置に向かってランチャーから発射され、敵艦付
近に到達すると魚雷を投下する。着水後に赤外線シーカーと音響誘導によって敵艦の追
跡をはじめる。11
銀河戦記/鳴動編 第二部 第三章 第三皇女 VIII
2019.06.29
第三章 第三皇女
VIII
「内乱ですか……。宇宙港の物々しい警戒はそのためだったわけですか」
「双方にはそれぞれ穏健派と急進派がありまして、急進派の人々が至る所で騒動やテロ
を引き起こしているのです。要人の暗殺も起きております」
「大変な事態ですね。これは早急に手を打たないと、漁夫の利を得てバーナード星系連
邦の思う壺にはまりますよ」
それは誰しもが考えていることであった。速やかに内乱を鎮圧して外来の敵に備えな
ければいけない。そのためには首謀者であるマーガレット皇女を捕らえることである。
しかしマーガレット皇女率いる第二皇女艦隊は強者揃いである。そしてマーガレット
皇女が身を寄せているアルビエール候国にも、自治領艦隊百万隻に及ぶ大艦隊を有して
いた。それはアルビエール候国が、バーナード星系連邦との国境に位置しており、領土
防衛の観点からより多くの艦艇の保有を許されてきたからである。しかも連邦の侵略を
食い止めるために、常日頃から戦闘訓練が施されて精鋭の艦隊へと成長していた。
第二皇女艦隊と自治領艦隊とを合わせて百六十万隻。
対する摂政派率いる統合軍は、第一・第三・第六皇女艦隊、そしてウェセックス公国
軍とを合わせて二百四十万隻になるが、ジュリエッタ皇女の艦隊以外は、戦闘経験がま
ったくない素人の集団であった。まともな戦闘ができる状況ではなかった。
銀河帝国の汚点とも言うべき内容を、外来者であるアレックスに対し、淡々と説明す
るエリザベス皇女。その心の内には、皇家の血統の証であるエメラルド・アイを持ち、
共和国同盟の英雄と称えられるランドール提督なら、解決の糸口を見出してくれるので
はないかという意識が働いたのではないかと思われる。
「もし許して頂けるのなら、私がマーガレット皇女様を保護し、この宮殿にお連れして
差し上げましょう」
突然の意見具申を申し出るアレックスだった。まさしくエリザベス皇女の期待に応え
る形となったのである。
「そんな馬鹿なことができるわけがない」
「冗談にもほどがあるぞ」
大臣達が口々に反論するが、一方の将軍達は黙ってアレックスを見つめていた。
「できるというのなら、やらせてみようじゃないか」
そういう表情をしていた。同じ軍人であり、以心伝心するものがあるのかも知れない。
共和国同盟の英雄、奇跡を起こす提督ならやるかも知れない。
「判りました。いずれにしてもこのままでは、のっぴきならぬ状況に陥るのは目に見え
ています。前代未聞のことですが、ここは一つランドール提督にお任せしてみましょ
う」
摂政が決断を下せば、それに従って行動を起こすだけである。
アレックスは声には出さず、深々と頭を下げた。
「ランドール提督には、希望なり必要なものはありますか? できる限りの便宜をはか
りましょう」
「二つほどの要望があります」
「構いません。どうぞ、おっしゃってください」
- CafeLog -
2019.07.01 13:06
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