冗談ドラゴンクエスト II 冒険の書・16

メニューへ 勇者「さてと、ラダトーム城に戻ってきたはいいが、次の行き先はどこだ?ってところだ な」 王子「今までは、道なりに進んで行けば良かったですけど」 王女「それと竜王の助言もね」 勇者「おい、王子。メモしてるよな。町人達の会話の中にヒントはないか?」 王子「それが、今まで会った人の中に、次の行き場所を示すヒントはありません」 王子「ところで竜王の言っていたメルキドの町って、どこにあるんですかね?」 勇者「それなら、ラダトーム城を舟で南下した所にあるよ。ドラクエIでは、ゴーレムが 門番やっててよ、ようせいのふえで消えた……ちょっと寄り道して行くか」 王子「さすが、ドラクエIをプレイしただけありますね。頼りにしてます」 勇者「おだてても何もでねえよ。とにかく舟に乗れ!」 ナレ「しばらく舟で南下したところ」 勇者「おお、このあたりだよ」 ナレ「舟を降りて、メルキドへ向かうことにする」 王子「町なんて見当たりませんねえ」 勇者「おかしいなあ……。半月湖と半月山脈に囲まれたところにあるはずなんだが」 王女「確かに、それらしき湖と山脈はありますが……」 王子「もしかしたら、ハーゴン軍団に破壊されたのでは?」 勇者「ううむ……かもしれないな。しょうがないな、戻ろう」 ナレ「舟に戻り、再び海に漕ぎ出した。海のモンスターと闘いながら進み続けると」 勇者「お!あそこに祠が見えるぞ。行ってみよう」 ナレ「舟を降りて、ほこらに向かう」 王子「どうやら、聖なる祠のようです」 勇者「入ってみよう」 ナレ「祠に入ると、神官が立っており、その先の壇上階段を昇った所に、兜が置かれてい た」 勇者「おい、おっさん。そこにある兜はなんだ?」 賢者「そなたらがまことのロトの血を引きし者なら、そのしるしがあるはず。愚か者よ、 立ち去れい!」 勇者「なんだと、このやろう!!」 王子「やめてください!(勇者を制止する)」 勇者「なぜ、止める!?こいつを一発殴ってやらないと、気が済まねえ」 王女「あなたの好きなドラクエIでも、ここに居たんじゃないですか?この人」 勇者「え?そ、そう言えば……」 王子「どうやら、その『しるし』とやらを持ってこないといけないようですね」 王女「ここは、とりあえずパスして、先に見える旅の扉に入りましょう」 勇者「なんだ、この渦巻は?」 王女「旅の扉ですよ。知らないのですか?」 勇者「見たことも聞いたこともないぞ。ドラクエIにはなかったからな」 王子「また、それですか?この渦巻に飛び込むと、別の場所に飛ぶんですよ。ワープです ね」 勇者「大丈夫なのか?」 王女「大丈夫です」 勇者「よ、ようし……」 ナレ「気を取り直して、旅の扉に飛び込むと、燭台の灯る部屋のような所に、さらに三つ の旅の扉があった」 勇者「また扉だ。しかも三つも……」 王女「ちょっと、あそこを見て。何か光ってるわよ」 勇者「そうか、また、ゲームクリエイターの作為だな」 王子「ちょっと拾ってきます」 ナレ「王子が光る場所を探ると……『太陽の紋章』を手に入れた」 勇者「なるほど。竜王のひ孫が、言っていたのはこれのことだな。しかし、スマホ版は親 切設計だな。重要アイテムが光るんだから」 王女「FC版と違ってセーブや中断ができると言いたいんでしょ」 勇者「その通りだ。ん?外に出られるようだな」 ナレ「外へ出てみると、絶海の孤島のようだった」 王子「何もないですね。おや、北東の方に陸地が見えますが……行く術がないです」 勇者「戻ろうぜ。で、どの扉に入れば元の場所に戻れるんだ?」 ナレ「取り敢えず左の旅の扉に飛び込むと……」 勇者「なんだ。鍵が掛かっているぜ」 王子「どうやら、別のカギが必要ですね」 勇者「戻ろう」 ナレ「真ん中の旅の扉へ」 勇者「お、老人がいるぞ」 老人「パーゴンの神殿は、来るものにやすらぎをあたえると聞く。しかし、それはまぼろ しじゃ。だまされてはなりませぬぞ。精霊のたすけをえられよ!」 勇者「ここにも禿男がいるな」 禿男「ちっ。まいったまったよ!ここから旅の扉でいろんな場所に行けるけどよ。きんの カギがないと、どうしようもねえみたいだぜ。いったいどこにあるんだろ……。」 勇者「そうか、金の鍵が必要なのか。ふむ、やはり禿頭は重要な情報を教えてくれるよう だな」 王女「禿げ、禿げ、って失礼ですよ」 勇者「実際禿げているんだから、しようがないじゃないか」 王子「外へ出られるようですね」 勇者「よし、出てみよう」 ナレ「祠を出ると、森の中」 勇者「ここがどこか、世界地図で確認してみようぜ」 ナレ「スマホ版では、最初から地図を持っていて現在地を確認することができます」 勇者「南の方に、町があるようだな。行ってみよう」 ナレ「祠を出て数歩でモンスターと遭遇した。苦戦するもなんとか倒した」 勇者「だめだ!ここいらのモンスターは強すぎる。まだ俺たちのレベルが低いんだ。ルー ラでラダトーム城に戻ろう」 王子「分かりました。ルーラ!」 ナレ「一旦ラダトーム城に戻る一行だった」
     

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