冗談ドラゴンクエストV 冒険の書・6
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アッサラームへ
勇者「さて、これからの目的地だが……」
リリア 「ノアニールの村の情報で、アッサラームがロマリアの東にあるとのことですが?」
コンラト「東には行くなと忠告されていましたね」
ナタリー「でも、行くしかないわね」
勇者「わかった。アッサラームとかいう、そこへ向かう」
ナレ「心機一転、新たなる地方へと踏み出した」
勇者「東へ森を抜け、橋を渡って、今度は南へ下って……」
ナレ「あばれザルが三匹現れた」
勇者「ほら、新しい魔物の登場だ!」
コンラト「新天地に行けば、新しい魔物が出ます」
ナタリー「そうね。しかもより強力になってね」
勇者「ちきしょう!攻撃力も防御力も半端ないな(;´Д`)」
リリア 「私はバギ、ナタリーはベギラマで攻撃します」
勇者「おう、たのむぞ!俺とコンラッドは打撃攻撃だ」
ナレ「あばれザルをなんとか倒して、やっとこ町に到着した」
勇者「無事に着いたか……反時計まわりに情報集めするぞ」
町娘「アッサラームの町にようこそ」
勇者「ここはイランか?それともイラクか?アッサラームってアラビア語だよな?」
ナタリー「あら、よく知っていたわね」
リリア 「イスラム世界では、『こんにちは』とか訳される挨拶言葉ですよ」
コンラト「よその世界のことは……情報集めに専念しましょう」
ナタリー「ああ、そうだったわね」
兵士「この町の名物はベリーダンスだ。楽しんでゆくといい」
住人「あなた知ってますか?」
勇者「突然尋ねられても知るわけないだろが」
住人「西のさばくには、イシスという国があるそうですよ」
勇者「ああ、そうかい!」
リリア 「イシス、メモしておきます( ..)φカキカキ」
闘士「なん年かくらい前だったか、あの勇者オルテガがカギをもとめて南へむかったらし
い。しかし、オルテガならたとえまほうのカギがなくても道をきりひらいたであろう。オ
レもあの男のようになりたいものだ」
勇者「ここでもオルテガかよ。どんだけ、あっちこっちうろついてるんだ?認知症かよ」
兵士「さばくを南にいき、山づたいをあるくと沼地にほこらがある。そこの老人が、まほ
うのカギのことを知っているらしいのだ」
リリア 「これは貴重な情報ですね( ..)φカキカキ」
勇者「ここの武具屋は……寝てやがるな」
ナタリー「隣の家の部屋にはカギがかかってるわ。例のまほうのカギってのが必要なのかし
ら?」
勇者「まほうのカギが要るって魔法使いでも住んでるのか〜?」
コンラト「その隣は看板が掛かってませんけど、何を売っているのでしょうか?」
店主「おお!わたしのともだち!お待ちしてました。売っているものを見ますか?」
勇者「おお!俺のともだち!見せてくれ」
店主「まどうしのつえ、ホーリーランス、てつのオノ、マジカルスカート、くろしょうぞ
く、てつかぶと、があるよ」
勇者「そのホーリーランスってヤツを見せてくれ!」
店主「おお!お目が高い!36800ゴールドですが、お買いになりますか?」
勇者「高い!」
店主「おお、お客さん、とても買いもの上手。わたし、まいってしまいます。では、
18400ゴールドにいたしましょう。これなら、いいでしょう?」
勇者「まだ、高いぞ」
店主「おお、これいじょうまけると、わたしおおぞんします!でも、あなたともだち!
では、9200ゴールドにいたしましょう。これなら、いいですか?」
勇者「もうひと声!」
店主「おお、あなたひどいひと!わたしに首つれといいますか?わかりました。では、
4600ゴールドにいたしましょう。これなら、いいでしょう?」
勇者「もっとまけてくれ!」
店主「そうですか。ざんねんです。また、きっと来てくださいね」
勇者「36800ゴールドから4600ゴールドまで値切れるのか……。さて、他を当たろうか」
コンラト「え?買わないのですか?」
勇者「当たり前だ。値切るのが通用するような店は、ボッタくりと決まっているんだ。
今のホーリーランスなんざ、他の町では2300ゴールドで買えるぞ!半額だ」
リリア 「そうなんですか?」
勇者「ああ、俺がまだガキの頃、親父から聞かされた話だ」
コンラト「勇者オルテガさんですね」
勇者「ああ……次行くぞ!」
ナレ「情報集めを始める一行だった」
町男「旅のひと。ここはほんとにいい町だぜっ。とくに夜はね。わっはっは」
劇主「このげきじょうは、夜にならないと始まりませんよ。練習のジャマをしないでくだ
さいね。はい、こしをふって、1212……」
ナタリー「劇場みたいね。どうやら、この町は夜が主体の町みたいね」
踊子A「あっ、あたしったら、またまちがえちゃった……」
踊子B「ルンルンルンルン」
踊子C「みんな、がんばりましょう!よわねをはいちゃだめよ!」
踊子D「はあはあ……。おねえさん、わたしもうダメ……」
勇者「みんな頑張ってね(≧◇≦)」
リリア 「扉がありましたよ。でも、鍵が掛かっています。鍵が合いません」
勇者「ここもか……お、張り紙があるぞ」
貼紙「にせおどり子に注意!甘い言葉には気をつけましょう」
勇者「なんだと?美人局がいるのか?」
コンラト「情報はほぼ集まったようです」
勇者「ふむ。夜の町なら、夜が更けるまで、町の外を散歩するか」
ナレ「ということで、町の外へ繰り出す」
ナタリー「あら、東の方に洞窟があるわね」
コンラト「行ってみましょう」
ナレ「ということで洞窟に入る一行」
勇者「どうやらここは魔物が出ないみたいだな」
コンラト「自然にできた洞窟じゃなくて、人工的に掘られたようですね。ですから魔物もいな
いのではないでしょうか」
勇者「なるほど……」
リリア 「だれかいますよ」
ホビト「わしは、ホビットのノルド。おじょうさんがたは、なんだね?さっ、出てゆきなさ
れ!」
勇者「わかったよ。……でも宝箱はいただいていくぜ」
ナレ「こんぼう、けいこぎ、を手に入れた」
勇者「せ、せこいな。けいこぎ……拳闘家ご用達だな」
リリア 「出ましょう」
勇者「で……。夜になったから戻ってきたぞ。今度は時計回りにいく」
案内「いらっしゃいませ。ここはげきじょうです。ごゆっくりお楽しみください」
客A「ビビアンちゃ〜ん。こっちむいて〜!ぴーぴーぴー!」
客B「話しかけないでください。いま、いいとこなんですから」
客C「ベリーダンスは、いつ見ても最高ですね!さあ、あなたもどうぞ、すわって。わた
しのともだち!」
踊子A「わたしはビビアン。このげきだんのスターよ!」
踊子B「あら、お客さんもいっしょにおどりたいの?シャンシャンシャン。はい、もっと
こしをふって!」
踊子C「わたしたちの肌やいしょうにはさわらないでね」
劇主「わしのむすめにへんな気をおこさぬようにな。わっはっは」
町人「こんばんは、おじょうさん。星がとってもきれいな夜ね」
ナタリー「おじょうさん、だってさ。((o(>▽<)o)) きゃははっ♪」
勇者「笑うなよ。俺は16歳の女の子だぜ。忘れるなよ」
ナタリー「そうだったわね」
兵士「どくがの粉を使うと魔物のあたまをこんらんさせることができるそうだ」
勇者「知っているぞ。メタルスライムとかに使って混乱させられたら、逃げなくなるし、
味方同士でやりあって自滅するらしいな。経験値がっぽりだ!」
ナタリー「ほう……物知りね」
勇者「ああ、これも親父の受け売りだ」
コンラト「なるほど……」
夜店「ここは武器と防具の店だ。どんな用だい?」
勇者「ふむ、ここは鉄シリーズの武具屋みたいだな」
ナタリー「まあ、夜の町を歩き回ったけど……。鍵の掛かった扉の先に行けないとだめみたいね」
勇者「ほいじゃ、ここは『まほうのカギ』とやらを手に入れてから、再訪ということにし
て先に進むことにしよう」
コンラト「どちらへ?」
リリア 「兵士が言っていました。砂漠の南の沼地にいる老人が、まほうのカギのことを知っ
ていると」
勇者「よし、砂漠の南に行こう」
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