銀河戦記/機動戦艦ミネルバ 第六章 新造戦艦サーフェイス Ⅳ
2020.02.16
機動戦艦ミネルバ/第六章 新造戦艦サーフェイス
ミサイルサイトの進入口の左右に取り付く新型機。
「準備はいいか?」
サブリナがナイジェルに合図する。
「いいぞ、OKだ」
避難のため、扉のサイドに張り付くナイジェル機。
ブラスター砲を扉に向けて構えるサブリナ機。
「撃て!」
一条の光跡が走り、扉を破壊する。
濛々たる煙幕が立ち上がる。
扉が破壊されると同時に、内部から反撃の一斉射撃がはじまる。
敵防衛隊の戦闘機を撃破して、安全を確保したミネルバが地上に降下し、モビルスーツ
隊が降ろされてゆく。
ハイネとオーガスが、それらを引き連れて、サブリナの元に合流する。
全機が揃ったところで、突撃の合図を待つ。
「ジャン、一発お見舞いしてやれ」
ナイジェルが指示を出す。
「はいよ」
ナイジェル・ジャン機の携帯している武器は、スーパー・バズーカ砲(無反動砲)であ
る。
片膝ついてバズーカを肩に担いで射撃姿勢を取る。
「発射!」
バズーカが火を噴いて、破壊された扉の奥のトンネル内へと突き進む。
轟音と共に、行き場を失った爆風・爆炎がトンネルの外へも噴出する。
隧道という閉鎖空間では、ビーム砲よりも炸裂する弾丸を飛ばすバズーカ砲の方が有利
である。
内部からの反撃は止んでいた。
「突入せよ!」
サブリナの号令と共に、全機がトンネル内へと突入した。
「周囲に気をつけろよ」
どこに敵が潜んでいる判らない、細心の注意を払うのは当然だろう。
狭い坑道を突き進んでゆくと、広い空間に出る。
砂丘の地下の固い岩盤の中に構築されていた。
徹甲弾さえも貫き通すことができないために、モビルスーツによる内部からの破壊作戦
が敢行されたのである。
敵も黙って侵入を許すわけがない。
再び銃弾の雨あられとなった。
敵モビルスーツも出現する。
「おいでなすったぞ。散開!」
「くらえ!」
アイクがブラスター砲を撃ち放ったのを合図に、一斉に敵に撃ちまくる。
敵味方入り乱れて、ビーム砲が軌跡を描く。
弾がなくなれば、脚に装着していたビームサーベルを抜いて切りかかる。
広い空間とは言ったが、モビルスーツが動き回れば、さすがに狭く感じる。
閉鎖空間で、銃撃戦を繰り広げれば、当然爆煙が構内に充満して、視界が遮られる。
「赤外線センサーを使用しろ!」
センサーに映る敵影に向かって撃ちまくり、ビームサーベルを振り下ろす。
「右だ!」
サブリナのナビに従って、右に向き直って、切りかかってくる敵のビームサーベルを受
け止め、脚で蹴飛ばして倒し、サーベルを敵機体に突き刺す。
かくの如く暴れまわり、ついにはミサイルサイトを攻略したのであった。
侵入口から捕虜となった兵士達が、頭に手を置いて出てくる。
中ではサブリナが、呼び寄せた工兵隊に指示を出していた。
「ミサイルは一つ残らず爆破するんだ」
次々と爆弾が設置されてゆく。
「隊長!爆弾の設置完了しました!」
「よし!総員撤収しろ」
ミネルバの艦橋。
「全員退去完了しました」
「よろしい。爆破準備<カウント!」
起爆装置はミネルバから行う。
「十秒前、9、8……、2、1、爆破!」
基地全体から凄まじい爆炎が上がる。
ミサイル発射口の蓋が吹き飛び、侵入口からも爆煙が湧き出す。
さらに連鎖反応は続いて、砂の山となって大きく隆起した。
「誘爆が続いています」
やがて鎮火した後には、すり鉢状の陥没ができた。
「もったいない気もします」
副長が残念がる。
「持ち運べませんし、海底秘密基地ならともかく、場所を敵に知られている以上、利用価
値はありません」
「なるほど……」
ミサイル基地の完全破壊を確認して、
「本部に連絡。作戦完了、次の指示を乞う」
通信を終えて、現場を立ち去るミネルバだった。

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銀河戦記/鳴動編 第二部 第五章 アル・サフリエニ Ⅳ
2020.02.15
第五章 アル・サフリエニ
ゴードンの心は荒んでいた。
その背景には悲しい物語があったのである。
ゴードンには妹がいた。
その妹を残して、トリスタニア共和国同盟首都星トランターを旅立って、アル・サフリ
エニ方面に赴任したゴードン。
やがてバーナード星系連邦が攻め寄せてきて、トランターは陥落した。
すぐさまバーナード星系連邦憲章に基づく占領政策が行われた。
共和国同盟軍は解体されて、新たに共和国総督軍が設立され、徴兵制度によって兵役年
齢にある男子はすべて徴兵された。
各地に授産施設が開設され、妊娠可能年齢にある女性のすべてが強制収容された。
授産施設。
それはバーナード星系連邦にあって、人口殖産制度による『産めよ増やせよ』という考
えにもとずく政策の一つであった。
女性は、子供を産んで育てるもの。相応の年齢に達したら、授産施設に入所して妊娠の
ためのプログラムに参加する。
スカートは女性のみが着るものだ。
と、社会通念として教育されれば、誰しもがそう思い、男性はスカートを着てはいけな
いと判断する。それが自然なのだ。
連邦に生まれた女性達は、幼少の頃からそう教えられ育てられたために、何の疑惑も持
たずに殖産制度に従って、妊娠し子供を産みつづけている。
もちろん妊娠し母となった女性達には、政府からの手厚い保護が受けられて働く必要も
なく、養育に専念できるようになっている。
占領総督府は、この授産施設による人口殖産制度を、共和国同盟の女性達にも適用した
のである。
そもそも共和国同盟憲章による教育を受けた同盟の女性達には、授産施設の何たるかを
知るよしもないし、自分の意志によらない妊娠など問題外であった。
子供は愛し合った男性と結婚して授かるものであって、授産施設で不特定の男性をあて
がって妊娠させようなどとは、絶対に受け入れられない制度であった。
地球古代史に記録のある、大韓民国軍が自国内やベトナムで行った強制慰安婦問題と同
じではないか。(韓国軍慰安婦=第五種補給品と呼ばれた)
しかし自分達の国家の制度は正しいと信伏する総督府によって、人口殖産制度は推し進
められたのである。
女性達は無理やり強制的に授産施設に連れてこられて、言うことを聞かないと逃げ出さ
ないように裸にされて一室に閉じ込められ、毎日のように連邦軍兵士の相手をさせられた。
抵抗する女性は手足を縛られて無理やりに犯された。かつて同様のことを行ったハンニ
バル艦隊の将兵達のように。
当然として女性達は妊娠することになる。
おなかの中にいるのは、身も知らぬ連邦軍兵士の子供。
人工中絶は認められておらず出産するしかない。
ここで女性達は二つの選択肢を与えられることになる。
妊娠し子供を産み育てることを容認すれば、授産施設から解放されて自由になれる。少
なくとも子供が十四歳になるまでは、次の妊娠を強要されることはない。
もう一つは、密かに避妊ピルを服用しつつも、兵士達の相手をしながら耐え忍ぶことで
ある。連邦軍には避妊ピルを知る者がいなかったからである。差し入れと称して授産施設
の女性達に配られていた。
ゴードンの妹も、そんな女性達の中にあった。
そして妹は、第三の選択肢を選んだのである。
妊娠したことを知った妹は、授産施設を抜け出し、自殺の道を選んだ。

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冗談ドラゴンクエストII 冒険の書・15
2020.02.14
冗談ドラゴンクエスト II 冒険の書・15
ナレ「ラダトーム城から南へ進路を取ると、やがて小さな島にぶち当たる」
勇者「お、あれが竜王の言っていた島だな」
王子「灯台が見えますね」
王女「たぶん、灯台に目指すものがあるのでしょう」
勇者「よし、行ってみよう」
ナレ「一行が塔に入ると、門番の兵士が立っていた」
兵士「だれに聞いたか知らぬが、そなたたちも紋章を見つけに来たのか?」
ナレ「はい、いいえ、で答えてください」
勇者「いつものとおり、両方聞くがな……。まずは、はい、だ」
兵士「紋章は、ものではなく心のしるし。おのれのつよさの中に、そのしるしがきざまれ
ると聞いている。いったいこれは、どういうことなのだろうか……。」
勇者「ふむ、いいえ、では?」
兵士「ならば立ち去るがよろしかろう。この大灯台の中はまものたちのすみか。とても生
きて出て来れまいぞ!」
勇者「そうか、大灯台という名称なのか。ゲームクリアのためには、昇るしかないだろな」
王子「ゲームクリアとか言わないでくださいよ」
勇者「ま、気にするな」
ナレ「ということで、大灯台の中へと突き進むのであった」
勇者「げっ!やたら入り組んでいるみたいだな。さすが、紋章のある必須ポイントだぜ」
王子「マッピングを開始します」
勇者「よろしく頼むぜ」
ナレ「迷路のような壁に囲まれた塔の中を探索する」
勇者「ミイラおとこ、を倒したがいいが、やたら『ぬののふく』落とす。持ちきれなくて
捨てるしかないぜ( 。・・)/⌒□ポイ」
王子「もったいなけど、仕方ないですね」
勇者「くそっ!行き止まりだぜ」
王子「壁がいつもと違います。どこかに隠し通路があるのでしょう」
王女「そういう時は、片手壁伝いで確認するのが常道ですよ」
勇者「忘れていたぜ。右手を壁に宛てながら歩くと……。あった!隠し通路だ」
王子「あ、階段があります」
王女「昇りましょう」
勇者「いや待て!最初に出てくる階段は、外れというのがセオリーだ。見れば隠し通路が
ある。その先に行ってみよう」
ナレ「言う通りに先に行くと、十字路になっていて、それぞれの辻に階段があった」
王子「階段が四つ。どれを上がりますか」
勇者「こういう時は、一番奥の方と決まっているさ」
王女「リーダーに任せます」
王子「とにかく上に上がりましょう」
ナレ「モンスターを倒しながら着実に上の階へと進んでゆく」
勇者「塔の縁を歩くのは辛いな。うっかり外へ落ちそうになる」
王女「一歩一歩、慎重に歩きましょう」
勇者「こういう時は、スマホ版のコントロールシステムはダメだな」
王子「ゲームパッドが欲しいですね」
王女「もう、王子も毒されましたか?」
王子「あ、いや。済みません(*- -)(*_ _)ペコリ」
勇者「何とか、5階まで来たけど、モンスターが強くなってきたな」
王子「6階に来ましたが、扉がありますね」
勇者「銀の鍵で開くかな?」
王子「開きました」
勇者「よし!いいぞ」
王子「7階に来ました」
王女「さらにモンスターが強力になりましたね。ゴールドオークの攻撃力は強力です」
勇者「むっ!なんか、モンスターがいるぞ!」
王子「話しかけてみますか?」
勇者「戦闘になるか、重要なヒントをくれるか、二者択一だな」
ナレ「近づこうと、一歩進むと、モンスターは壁の中に消えた」
王子「隠し通路に消えましたね」
王女「追ってみましょう」
勇者「そうだな、他に行き場所ないからな」
ナレ「隠し通路に入ると、翁が立っていた」
王子「あれ?さっきのモンスターは?」
翁 「いやいや、何もいわなくても、じじいには分かっておりますとも旅の人!ほっほっ
ほっ……。ついて来なされ。紋章のある場所へ案内してさしあげましょう!」
王女「怪しいですね」
勇者「だからといって前に進むしかない。じじいの後を追うぞ」
王子「下への階段があります。それも二つ」
王女「じいさん、角の側の階段から降りましたよ」
ナレ「翁の後を追いながら、下へ下へと階段を降りてゆく」
勇者「しかし、塔の縁ばかりの道行だな。落ちるのを待っているみたいだ」
王子「気を付けましょう」
勇者「おっ!やっとこ着いたみたいだな。宝箱が見えるぜ」
王子「おじいさんも宝箱の側に立っています」
王女「さあ、宝箱を開けよ。とばかりに誘ってますね」
勇者「罠かも知れないが、行くっきゃないだろ」
翁 「さあ、あの宝箱を開けなされ。」
勇者「ふむ、期待通りだな。とにかく開けるとしよう」
王女「その前に、体力を回復しておきましょう」
王子「そうですね。罠かも知れませんから」
勇者「よし、回復した。開けるぞ!」
ナレ「勇者は、宝箱を開けた。中はからっぽだった。」
翁 「ケケケ……!ひっかかったな!ここが、お前たちの墓場になるのさ!」
ナレ「グレムリンが4体現れた」
王子「やっぱり、罠でしたね」
王女「見え透いた罠です」
勇者「よっしゃあ!ここまでたどり着いた我々に負ける気がしないぜ!」
ナレ「こうして、グレムリンの火の息攻撃や、ラリホーの眠り攻撃に苦戦しながらも、何
とか倒すことに成功したのだった」
王子「何か落としましたよ」
ナレ「なんと、グレムリンたちは、紋章のひとつをかくし持っていた!勇者は『星の紋
章』を手に入れた!」
勇者「ちょっと待て!手に入れたっつうけど、手に持ってないぞ。王子、もってるか?」
王子「持ってません」
王女「あたしもです」
勇者「なんでやねん?」
王子「そういえば、門番の兵士が言ってましたよね」
兵士「紋章は、ものではなく心のしるし。おのれのつよさの中に、そのしるしがきざまれ
ると聞いている。いったいこれは、どういうことなのだろうか……。」
王子「おのれのつよさの中って言ってましたから。ステータスを見ろということじゃない
でしょうか?」
勇者「なるほどな……メニューの中の『つよさ』のところに☆マークが現れてるぞ」
王女「それが紋章を獲得したという証ですね」
王子「竜王は、五つの紋章を集めよ、と言っていましたから、後四つ集めなきゃいけない
ですね」
勇者「ともかく一旦ラダトーム城に戻ろう。王子、頼む!」
王子「リレミトとルーラですね。分かりました」
ナレ「こうしてラダトーム城に戻る一行だった」

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- CafeLog -
2020.02.16 18:00
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