冗談ドラゴンクエストV 冒険の書・41
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ドラクエ11に新ストーリーや新要素などを加えた「ドラクエ11S」が、PS4やsteam、PC、
XBOXで2020年12月4日発売決定!
エピローグ
海賊のアジト
ナレ「勇者が女性の場合であって、バラモスを倒した後で海賊のアジトを訪れると、おか
しらと会話&酒飲みするイベントがあり、返答次第で勇者の性格が変わります」
頭領「うわさを聞いたよ!あんたら、ホントに魔王をたおしちまったんだってな!あたい
だって負けちゃいないよ。男に女が勝てないってことは、ぜったいにないのさ。ようは、
やりかたさ。ちからでまけたって、勝つ手段はほかにもあるものさ。あんた勇者……だっ
け?あんたも、女だてらに魔王を倒したってことだし…あんたとは、気があいそうだよ。
どうだい今晩、あたいにつきあわないかい?」
ナレ「はい、いいえ、で答えてください」
勇者「いいとも」
頭領「あたいのみすぎると、話がクドくなることがあるけど、それでもいいかい?
ナレ「はい、いいえ、で答えてください」
勇者「いいだろう」
頭領「おっ、話せるじゃないか!よし!そうと決まれば、さっそく……おい!今晩はのみ
まくるぞ!倉から持ってこい!」
賊 「へいっ!」
こうして、まどかはおかしらと朝まで飲みかわすことになった。
勇者は、おかしらが海賊の親分のひとりっ子として生まれ、女だてらにきびしく船のあつ
かいを教えられたこと。
そして、いまではおかしらが、男にも負けない自分に、ほこりを持っていることなどを聞
いた。
また、さらにおかしらは、勇者にすすめるのだった。
頭領「……とまあ、あたいとしては、親父の遺志を守るためにも、こうして生きてきたわ
けさ。なにしろ、毎日あらくれどもを相手にするんだからね。女だからなんて、いっちゃ
いられないよ。あんたも、あたいみたいに男には絶対負けないって思う?」
勇者「おお、負けないぞ」
頭領「ふうん…いがいだね。勇者は、てっきりただのごうけつってカンジだと思ってたけ
ど。それとも、これからは、あたいみたいな生き方をしたいってわけかい?」
勇者「いや、俺はあんたとは違うぞ」
頭領「そうか…あんたは、あんたなりのやり方で、男を負かしてゆくというわけだね。…
……あんた、まさか色気で…とか、そんなことを考えてるのかい?」
勇者「ああ、それもいいかも知れないな」
頭領「あっはっは!おもしろい!あんたも、たいしたセクシーギャルだね。まあ、方法が
どうであれ、男には負けないという勇者のこころいきが気に入ったよ。ふふっ…おっと、も
うきれてるじゃないか。おいっ!もっとだ!もっと持ってきな!」
男には絶対負けないって思う? はい ⇒次の質問へ
いいえ⇒イベント終了
私みたいな生き方をしたい? はい ⇒イベント終了(おとこまさり)
いいえ⇒次の質問へ
まさか色気で? はい ⇒イベント終了(セクシーギャル)
いいえ⇒イベント終了
その夜、勇者はおかしらと心ゆくまで語りあった……。
そして、夜があけた!
しかし、勇者たちはゆうべのせいで、だいぶねすごした!
頭領「よう、おはよう!ゆうべはたのしかったぜ。また、こんどのもうなっ」
勇者「おう、いつでも相手になってやるぜ」
頭領「勇者。気をつけて、旅をつづけてくれよな。あたいも、おうえんしてるぜ」
ドムドーラ
町娘「も、もしや大魔王をたおされたのではっ!?ええ、わかりますとも!ああ、光が
こんなにもまぶしいなんて……!まるで夢のようですわ」
武具「あの大魔王を倒しちゃったのかい?どひゃー!」
剣士「信じられぬ。あの大魔王を倒してしまうとはっ!なんというおかただっ!」
子供「わーい。わーい。勇者ばんざーい!」
町男「ありがとうございました!あなたさまこそ、まことの勇者です!」
ナレ「北側の家に入る」
老人「やれ、うれしや!もう生きていてもしかたないと思っておったが、長生きはするも
んじゃのう」
主婦「さあさ。今日はとびきりのごちそうをつくらなくては。精霊ルビスさまもきっとお
よろこびでしょう」
老人「ようやってくださった!これでこの国にも平和がおとずれることじゃろう」
ナレ「南西の家」
町娘「私は、信じていました!いつかこんな日の来ることを。あ、ありがとうございまし
た!」
老婆「そうか、おぬしらであったかこの世を、すくった勇者たちは……。ありがたいこと
じゃ」
牧師「おお、神さま!このおかたたちをつかわしてくれたことを感謝します!」
信者「ありがとうございました。おかげでこの国にも、朝がやってきました!」
ナレ「建物の外側を回って隠し通路から」
牢番「信じられぬ。あの大魔王を倒してしまうとはっ!なんというおかただっ!」
囚人「あんたのことを、これからは親分と呼ばせてください!」
宿屋「ありがとうございました。おかげでこの国にも朝がやってきました」
町男「なんと世界に平和がっ!もし、そのことをオルテガさまが知ったなら、さぞやおよ
ろこびになられるでしょう!ああ、オルテガさま……あなたは今いったいどこに……」
鍵屋「おお、聞いてくだされ!ついにこのわしにも『まほうのかぎ』をつくれたんじゃ!
じゃがのう…。できがわるいのか、いちど使うとこわれてしまう。こまったもんじゃよ」
マイラ
町男「も、もしや大魔王をたおされたのではっ!?」
ナレ「はい、いいえ、で答えてください」
勇者「人違いだ」
町男「そんな…。かくしてもわかりますよ。この光は、きっとそうにちがいないって、皆
でうわさしていたんです!あ、ありがとうございました!」
町娘「ああ、光がこんなにもまぶしいなんて……!まるで、夢のようですわ!」
町男「ありがとうございました。おかげでこの国にも朝がやってきました!」
武具「さあ、平和になったことだし、商売にせいを出さなくちゃ!けど、もう武器や防具
は売れないのかもな……」
宿屋「あなたさまこそ、まことの勇者です!」
剣士「信じられぬ。あの大魔王を倒してしまうとはっ!なんというおかただっ!」
番台「ここは、ろてんぶろでございまーす。朝風呂もなかなかいいものよ!」
老人「うーむ……。いい湯かげんじゃ!風呂は、このくらい熱くないと効かんわいっ。こ
れも世界に光があふれたおかげじゃよ。ああ…ごくらくごくらく…」
占師「ゾーマがほろび、別の世界につうじていた空間の穴は、とじられたようじゃな。そ
して、ここアレフガルドは光あふれる世界として、歩みはじめるじゃろう。そなたは、も
うもどれまい。この土地に骨をうずめなされい」
ナレ「南西の一角の家」
主婦「ああ、朝がこんなにもうつくしかったなんて、すっかり忘れていましたわ。私の国
ジパングも、それはそれは美しい日の出を見られましたのよ」
町男「ジパングから来たっていう2階の道具屋のだんな、なんだかさびしそうだったぜ。
こんなにめでてえ日だっていうのに、いってえどうしちまったんだ?」
ナレ「集会場へ」
町男「おお、神さま!このおかたたちを、つかわしてくれたことを感謝します!」
商人「よっしゃー!!これで、もうどんなに遠くにも商売にいけますよ!ところで、あな
たがもっているその剣をひとつ、私にゆずってくれませんか?」
勇者「いいだろう。もう必要ないしな。呪われた剣でもいいか?」
商人「わはは、冗談ですよ。魔王をたおしたというその剣、たしかに欲しいが、私などが
あつかえる物でもありますまい」
万屋「もう、ふるさとのことは思うまいっ!ここがわしの世界でござる!」
メルキド
兵士「信じられぬ。あの大魔王を倒してしまうとはっ!なんというおかただっ!」
ナレ「モンスター闘技場に入る」
案内「あの大魔王をやっつけたんだって!?ホントすごいよなあ。あんたたちが、ここに
出場したら皆があんたたちにかけるだろうな」
バニー「え?そとは明るくなったの?いや〜ん。お化粧こいのがわかっちゃうー」
老人「ふがーっ!ふががが!ひゃまりのことに、ふゅればがひゅっとんだんじゃ!」
町男「すごいよ、あんたら!オレもうそんけいしちゃうよ」
商人「よーし、これからは、商売にせいをだすぞー!でも、その前に景気づけに、もうひ
と勝負だっ!」
マダム「大魔王?まあ、そんなのがいたザマスか?こわいザマスね」
店主「オレは、ぜったいにあんたらが大魔王に勝つと思っていたよ。なんたって、オレの
予想はめったにはずれないからね!」
兵士「あなたこそ、まことの勇者!さあ、王さまがお待ちかねですぞ!」
眠男「ま、まさか朝っ!ということは大魔王を…!あ、ありがとうございました!」
宿屋「ありがとうございました!これで商売にはげめます!あっ、そうだっ。おはようを
いう練習もしておかなくちゃ。おはようございます!ゆうべはよくおやすみでしたね。な
あんて……。やっぱ朝が来るっていいもんですよねえ」
客 「やあ、ぼくです。ガライです。いつまでもぶらぶらできないし、家に帰ることにし
ました。そして、あなたたちのことを、歌にするつもりです。きっと、いい歌になります
よ!」
店主「ぐうぐう……。なにやらまぶしいなあ……。でも夢だろう。むにゃむにゃ」
学者「わしは、巨大な人形をつくって、この町をまもらせようと思っていたのだが……も
うその必要はなさそうじゃな。ゴーレムという名前まで考えておいたのだが……いや、平
和がなによりじゃ」
主婦「ああ、光がこんなにもまぶしいだなんて……!まるで夢のようですわ!」
旦那「ありがとうございました。おかげでこの国にも、朝がやってきました!」
子供「すやすや……。ねえ、ガライにいちゃん、もっとお話を聞かせてよ…」
ナレ「この先は神官のいる場所」
男 「アレフガルドにひかりが!おお、なんとあたたかい。心から礼をいいますぞ」
神官「そなたたちのおかげで、ここアレフガルドも光ある世界として歩みはじめた。これ
からがこの世界のはじまりじゃ。そなたたちも、ちからをかしてくれよ。たのむぞよ」
ドムドーラ
町男「き、聞いてください!魔王がほろび去り、世界が平和になったんです!
剣士「も、もしやあなたがたが大魔王を、たおされたお方では?そ、そうでしたかっ!ま
さかあなたのような若者が、大魔王をたおしてしまうなど、夢にも思いませんでした」
武具「(東側)やっと子供の名前が決まりました!ええ、やっぱり『ゆきのふ』ってなづ
けたんです。この名前はきっと私の一族にひきつがれていくと思いますよ!」
主婦「やっと子供の名前がきまったんです!ええ、うちの人がどうしてもゆきのふってつ
けるって。すこし変な名前よね」
赤子「ふぎゃーふぎゃー」
ナレ「箪笥から、おしゃぶりをみつけた!」
武具「(西側)いらっしゃい!今日は気分がいいから、全品定価の半額だよ!え?もう武
器や防具はいらないって?そうか…そうだよなあ……」
宿屋「たびの宿屋にようこそ。でも、お客さん!外はまだあんなに明るいよ!泊まるなら
暗くなってから…なーんてね、こんなことをいえるのも、平和になったおかげ。あ、あり
がとうございました」
レナ「あたしは、昔アッサラームで人気だったおどり娘のレナ。でもそれも遠い思い出。
これからは、この世界でたのしくやってゆくわ」
ナレ「南西の家」
町娘「平和になったっていうのに、おとなりのおじいさん、まだくしゃみばかりしている
のよ」
老人「はくしょん!はくしょん!はくしょん!また、だれかわしのうわさ話をしているよ
うじゃな。じゃが、だれかがわしのことを気にかけてくれているというのは、この年にな
るとうれしいぞい。はっはっはくしょん!」
剣士「今頃、ラダトームの城は、平和を祝してうたげの準備におおわらわであろうな」
青年「ここから、東にゆくとメルキドの町です。え?そんなこと知ってる?そうですよね
え。でもほかに言うことが思いつかなくて…思えばずっとそのことだけを、言ってきたも
んなあ。しみじみ……」
馬 「ヒヒーン!(どうやら馬までもがよろこんでいるようだ)」
ナレ「井戸の中」
男 「おい!なにやら外が明るくなったようだけど、なにかあったのか?なんだって!こ
の世界にも朝が来たっ!?てことはだな……あの大魔王をたおした?お、おみそれいたし
やした!」
町娘「ああ、光がこんなにもまぶしいだなんて……!まるで夢のようですわ!」
おしまい