冗談ドラゴンクエストV 冒険の書・37
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聖なるほこら ナレ「マイラから出発すること、妖精の地図南東の逆三角形の島へとたどり着いた」 ナタリー「東方中央部の大陸を通り越したのは何故?」 勇者「地図を見ればわかるけど、そこは例の魔王城に通ずる大陸だろ?当然、訪れるのも 最後というわけだよ」 コンラト「なるほど」 リリア 「馬蹄形に連なる山脈の中央に祠が見えます」 神官「ここは、聖なるほこら。よくぞ来た!いまこそ、雨と太陽があわさるとき」 ナレ「広間が暗くなり、神官の頭上に現れたのは……」 神官「そなたに、この『にじのしずく』をあたえよう!」 勇者「他に何かくれないのか?」 神官「もはや、ここには用がないはず。ゆくがよい。ちなみに、わしのうしろにある宝箱 は、もうからっぽだから気にすることはないぞ」 コンラト「見透かされていましたね」 勇者「うるせえ!」 コンラト「太陽の石と雨雲の杖はなくなりましたけど、聖なる守りは残りましたね」 リリア 「太陽と雨だけで虹が貰えると言ってましたからね。守りは紹介状みたいなものかも 知れませんね。これを身に着けていると、ステータスの運が+30で、ザキとメガンテな どの即死系などの呪文を回避する確率が上がるみたいです」 勇者「そうなのか?ザオリク(蘇生)使えるリリアにと思ったけど、俺しか装備できない みたいだな」 ナタリー「それじゃ、最後の大陸に渡りましょうか」 勇者「しかし、この世界の海は東西南北に壁のようなものがあって、その先には行けない んだよな。地球平面説とか海の果ては巨大な滝があるとかいう世界だな」 ナタリー「それは少し違うわね。ここはたぶん地下世界よ。巨大な岩盤の中に刳り抜かれた空 洞の世界に作られたもの。当然空間は限られているの」 ナレ「などと論争している間にも、船はリムルダールの大陸に到着した」 リムルダール 町娘「リムルダールの町にようこそ」 勇者「今回は時計回りに情報集めしよう」 コンラト「では宿屋のほうからですね」 勇者「泊まってる奴はいないが……箪笥の中に、くじけぬこころがあったぞ」 ナタリー「裏手に勝手口があるわね」 ナレ「裏に回って扉を開けて入ると」 勇者「ここは納戸か?宝箱が一つあるだけだな」 リリア 「いのちのゆびわ、が入っていました。装備してると歩くたびにHPが回復します」 ナタリー「ラダトームの城に向かう街道側の民家の女性が話していたアレみたいね。というわ けで、あたしが貰っとくわ」 コンラト「宿屋の外に誰かいますよ」 旅人「あー心配だ。宿屋に置きっぱなしの荷物をだれかに取られないだろうか?あの中に はオルテガさまからあずかった大切な物が入っているのに……」 リリア 「あ、それって……」 勇者「しいー!黙ってれば分からん」 リリア 「でも泥棒ですよ」 勇者「泥棒も何も、元々オルテガのものなんだろう?なら、俺が貰っておいても構わんだ ろう」 リリア 「いいのかしら"(-""-)"」 勇者「そんなに大切なものなら、宿屋のそばでウロウロしてないで取りに行けばいいじゃ ないか?もしかして、宿賃踏み倒して逃げているのか?」 ナレ「南西の建物に入る」 町娘「この世界の上には、光あふれる世界がある?信じられませんわ」 勇者「ところがどっこい。あるんだよな」 予言「ここは予言所。しずくが闇をてらすとき、この島の西のはずれに虹の橋がかかりま しょうぞ」 勇者「ああ、そうだよな……二階は、教会か」 信者「おお神さま!どうか、この国をおすくいください!」 勇者「おまえなあ……自分で何もせずに、ただ祈るばかりじゃ何も解決しないぞ。自力本 願で少しは頑張ってみろ!」 ナレ「ちなみに他力本願という仏教用語がありますが、阿弥陀如来の本願によって救済さ れること。他人任せにして救済を待つのと意味が違います」 勇者「解説ご苦労、wikipedia は便利だなあ(*'▽')」 ナタリー「あれ?隣の棟に牢屋があるみたいね」 コンラト「この建物の裏手に隠し階段があるようですねた。回ってみましょう」 衛兵「その囚人は、人をだましてばかりいた男だ」 ナレ「牢の鍵を開けて囚人と会話する」 囚人「大魔王の城の玉座のうしろには、秘密の入り口があるらしいぜ。まっ、どうせおれ の話など、だれも信じちゃくれないがな」 勇者「俺は信じるぜ。ドラクエIの竜王の城もそうだからな」 青年「ひかりのたまがなければ、とても魔王を倒せないでしょう」 子供「おねえちゃんたちも魔王を倒しにいくの?でも、おそかったね。きっとオルテガの おじちゃんが魔王を倒してくれるよ」 コンラト「池の中の小島にご老人がいます」 老人「あわれなり、勇者オルテガ。魔の島に渡るすべを知らず、海のもくずと消えたそう じゃ」 勇者「そうなのか?……俺たちは、そんなドジ踏まねえぜ」 ナタリー「何言ってんのよ。親を馬鹿にするものじゃないわ」 勇者「ところで、北西の建物だが……入り口が見当たらないな」 リリア 「なんか北西隅に、運河に掛けられた橋がありますよね。その橋のたもとから建物に 入れそうですね」 コンラト「どうやら、どこからか町の外側をぐるりと遠回りして北西に向かうようです」 勇者「その、どこからか?はどこだ?」 ナレ「ということで町中を探し回ることにする」 リリア 「北側の二つの扉がある建物は?」 老人「うわさでは、ルビスさまが封じこまれた塔に、光のヨロイがあるそうだ」 勇者「ああ、あったぞ。俺が装備しているのがそうだ。箪笥の中にきんのクチバシ。壺の 中にちからのたねと、小さなメダル見っけ(*^^)v」 町娘「せいなるまもりは、精霊ルビスさまの愛のあかしですわ」 勇者「そうなの?箪笥の中に、さとりのしょがあった」 ナタリー「ほれ、鏡があるわよ。いつものやってよ」 勇者「あほくさ……やってられんわ」 ナレ「勇者はカガミをのぞきこんだ。 『つかれた顔がうつっている』 『私ってやっぱりきれいよね。勇者はちょっぴり安心した』 『かみのけがすこしみだれている。勇者はかみをかきあげた』 『さわやかな顔がそこにあった』 『そして、ちょっぴりきどったポーズをしてみた』 『そして、にこやかに笑ってみせた』 などという反応があります」 勇者「ば、馬鹿野郎!!」 ナタリー「あはは、赤くなってる(^^♪」 勇者「う、うるせえやい!!」 コンラト「最後は武具屋です」 剣士「わたしは見た。年老いた男が、この島の西のはずれに立っていたのを。あの男はい まどこに……」 リリア 「男って、もしやオルテガさんでしょうか?」 ナタリー「この島の西のはずれ……?例の魔王城が見渡せる場所かしらね」 コンラト「ご老人が言っていた、オルテガさんが魔の島に渡ろうとしていた話ですね」 勇者「それにしても、外周はどこからだ?」 ナレ「町の運河沿いを歩き回って探す。やがて町に入る橋のところへとやって来た」 ナタリー「ほら、東の橋から外側に回れそうよ」 勇者「あは。気が付かなかったな。行ってみよう」 コンラト「あれ?町の外にポツンと立っている女性がいます」 女性「町はずれにいるっていったのに、あの人ったらおそいわね。ぷんぷん」 ナタリー「逢引のようね」 ナレ「運河をぐるりと回り橋を渡って、北西の建物に到達する」 勇者「壺の中にかしこさのたね、箪笥の中に小さなメダル見っけ(*^^)v」 ナタリー「あんたねえ、目の前の老人の話を聞く方が大切なじゃない?」 老人「まほうのかぎというものを、一度見てみたいものよのお」 勇者「心配するな。いずれかの勇者が渡してくれるぞ」 ナレ「建物を出て、さらに外周を巡ると、青年がポツンと立っていた」 青年「けんじゃのいしは、全員のキズをなおせて、しかも何度でも使えるそうです。とこ ろで、彼女おそいなあ」 リリア 「ドラクエ名物の男女のすれ違いですね」 コンラト「これですべての情報集め終了ですね」 ナタリー「にじのしずくを貰ったはいいけど、どこで使うのかしら」 リリア 「オルテガさんが魔の島に渡ろうとして、リムルダールの西に立っていたといいます から」 勇者「魔王の城が見える岬か?」 ナレ「ということで、リムルダール北西魔王城の見える岬へとやって来た」 リリア 「オルテガさんは、ここを渡っていけたのでしょうか?」 勇者「さあな。ガイアの剣なしにギアガの大穴抜けて、この世界へとやってきたみたいだ からな」