冗談ドラゴンクエストV 冒険の書・23

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海賊のアジト ナタリー「もっと他の町村を訪問して情報を集めましょうよ。まだ行っていない地方は?」 勇者「そうだな(世界地図を見る)南アメリカ大陸だな」 ナレ「テドンの村を出て西へ、大西洋のアメリカ大陸の海岸にたどり着く」 コンラト「南アメリカですけど、山脈が連なっていて、上陸場所がありませんね」 ナレ「さらに南下して上陸できる場所に出た」 勇者「よし、上陸して探索開始だ!」 リリア 「あそこに、沼の中に毒地に囲まれた洞窟があります」 コンラト「橋が架かっていますから、向こう岸から洞くつに入れます」 ナタリー「とは言っても、向こう岸へどうやって行くの?」 勇者「船は使えないし、移動用カヌーでもない限り無理だな。FFUかVなら、アイテム として手に入れられるのにな」 ナタリー「FFねえ……。まさか、冗談ファイナルファンタジーとかやらないでしょうねえ。 あっちもメンバーが丁度四人だし」 勇者「(ヾノ・∀・`)ナイナイ」 ナレ「洞窟を諦めて、さらに南へと移動すると」 コンラト「村?が見えて来ましたよ」 ナレ「その村に入る」 住民「このさきのいえは、海賊たちのすみか。近づかないほうがいいですよ」 勇者「そう言われると入りたくなる」 リリア 「でも、海賊だそうですよ」 勇者「だからといってな。ここでひき返したら、なんのために来たか分らんだろ」 ナレ「中に入ると目の前の壁に武器が飾られている(FC版ではただの壁)」 勇者「剣に盾に槍か。ううむ……取れねえぞ」 コンラト「誰もいませんね」 リリア 「たぶん出かけているんでしょう」 ナタリー「夜になれば帰ってくるんじゃないの?」 コンラト「やみのランプを使って夜にしますか?」 勇者「そのまえに……」 ナタリー「分かってるわよ。家探しでしょ。住人がいなけりゃ安心だもんね」 勇者「左奥は……海賊旗が壁に掛かっているな。箪笥からルーズソックス見つけた」 ナタリー「ルーズソックス?女子中学生でもいるのかしら」 コンラト「まさか。ただの獲物でしょう」 勇者「階段があるな、降りてみよう」 コンラト「どうやら、地下牢のようですね。誰かいますよ」 勇者「最後の鍵で開けてと」 囚人「夜になると、海賊どもが帰ってくるぞ。もっとも、あんたなら強そうだから、海賊 どもにも負けないかもな」 勇者「あ、床に小さなメダル見っけ(*^^)v」 リリア 「この人、どうして牢屋に入れられているのでしょうね」 ナタリー「獲物をくすねたりしたんじゃないの?」 コンラト「海賊どもと言ってますから、仲間ではないみたいですけど」 勇者「じゃあ、この秘密のアジトを知られたから逃げられないようにだろう」 リリア 「それなら、わたしたちも捕らえられちゃうかも」 勇者「大丈夫さ。万が一の時はルーラで逃げる。もうここには用はない。出るぞ」 コンラト「この人助けないのですか?」 勇者「助けるも何も、すでに牢の鍵は開けてあるんだ。出たけりゃ勝手に出ていくさ」 ナレ「地下牢を出る一行。家探しを続ける」 勇者「狭い通路の奥の部屋に、樽と壺が6つ並んでいるな。おお、樽の中に小さなメダル 見っけ(*^^)v」 ナタリー「確率六分の一ね。ま、あるだけで良しね」 勇者「ここは寝室か。壁に剣が飾られているな。う〜んむ……やっぱり、取れねえや」 ナレ「こっちの寝室のオノも取れないわね」 勇者「ちぇっ!見掛け倒しか……ま、こんなもんかな。ちょっとせこいけど」 コンラト「そろそろ、やみのランプを使って夜にしましょうか。たぶん海賊たちが帰ってくる とおもうから」 勇者「そうだな……ゴシゴシ(ランプを擦っている)」 ナタリー「ランプの精は出ないわよ」 勇者「分かっているよ。ちょっと試しただけだ」 ナレ「勇者は、やみのランプに火をともした。ランプから暗闇がしみわたり、あたりを夜 にそめた!」 ナタリー「夜になるのはいいけど、町の入り口まで戻さるのは難点ね」 勇者「そりゃ当然だろ。その場で夜になったら、住民の前に突然俺たちが現れるというこ とになるからさ。入口に戻すことで、つい今しがた町に入ってきたぞと思わせられるから な」 コンラト「なるほど、言われてみればそうですね」 ナタリー「でも逆に言うと、ランプを使った瞬間に、目のまえから突然消えることになるわよ ね?人がいなけりゃいいけど、いた場合はびっくりするわよ」 勇者「さあ、海賊たちも戻ってきているだろう。屋敷に入るぞ」 リリア 「あ、はぐらかしましたね」 ナレ「屋敷の中には、昼間いなかった海賊たちがたむろしていた」 賊A「オレたちは、7つの海をまたにかける男だ」 賊B「オーブを探している?そういえば、昔、盗んできた中に、それがあったな。どこへ しまったっけ……」 賊C「ここは、おかしらのへやだ」 頭領「おんなのあたいが、お頭だなんておかしいかい?」 勇者「いいえ、と答えたら?」 頭領「ふん。あたいは、おべっかつかいはきらいだよ!」 勇者「なんだと!じゃあ、はいと答えたらどうなんだ?」 頭領「ずいぶん、はっきりといってくれるじゃないの。でも、そこが気にいったよ。ルザ ミの島を知ってるかい?ここから南に行って、ちょいと西のほうさ。あたいら以外であそ こを知ってるヤツは、まあいないだろうね。ところであんた、魔王をたおすために旅をし てるってホントかい?」 勇者「今度こそ、はいだな」 頭領「そうか!ホントなんだね!それが実現するかどうかは、わかんないけど……もした おせたあかつきには、ぜひまた寄ってくれよな」 勇者「ああ、またな。お、樽に小さなメダル見っけ(*^^)v」 ナレ「おかしらとの会話を終えて、他の海賊からの情報集めに戻る」 商人「邪魔をしないでください。商売の話をしているんですから」 賊D「ちっ。もっと高く引き取ってくれてもよさそうなのによ」 勇者「盗品を捌く買取屋か。いずれオークションとかメルカリとかに出品されるのかな」 剣士「アリアハンには、何回か行ったよ。あそこはいいところだな!」 リリア 「この方一般人ですよね?なぜこんなところに?」 勇者「用心棒じゃないのか?」 コンラト「ここは宿坊のようですね。二人ベッドに横になってます」 賊E「昔、海をさまよう幽霊船を見たことがある」 賊F「ふなのりのほねを、使ったから幽霊船に出くわしたのだろう。ほねは、グリンラッ ドのじじいにくれてやったよ」 リリア 「ふなのりのほね?それで幽霊船ですか……メモしておきますね( ..)φカキカキ」 勇者「ここでの用は済んだようだが……。ちょっくら周囲を見て回るか」 ナレ「と、アジトを見て回る」 勇者「おや、なんか岩が、さもありなんという感じで置いてあるな」 コンラト「動かしてみますか?」 勇者「そうだな。カザーブやエジンベアの時みたいにな」 ナレ「岩を動かしてみると……」 勇者「お!『!』マークが出ているぞ。さすがスマホ版、親切設計だ。FC版だと、足元 を調べるコマンド使わなきゃ見過ごす所だぞ」 ナタリー「こういう時こそ、例の『やまびこのふえ』が活躍するのよ。攻略本ばかりに頼って はダメということ」 勇者「うるさいなあ……( `ー´)ノ」 ナレ「勇者が足元を調べると階段がみつかった!」 ナタリー「あら、宝箱が3個あるわ」 ナレ「勇者は、ヘビメタリング、ちからのたね、そしてレッドオーブを見つけた」 コンラト「やりましたね。また一つオーブが増えましたよ」 ナタリー「で、またショニンの町へ?」 勇者「いや、ここから南にルザミの島があるらしい。来たついでに寄ってみよう」 ナレ「船に乗り込み、さらに南へと向かう。途中、テンタクルスとかいう巨大タコに遭遇 する。やたら硬い皮?のせいか、攻撃してもHPを削れない」 勇者「なんで、こんなに硬いんだ。巨大とはいえ、たかが軟体動物じゃないか」 リリア 「でもイカの皮って結構硬くて、食べるのに苦労することがありますよね」 ナタリー「そうそう、なかなか噛み砕けなくて顎が疲れて、適当に飲み込んじゃったりするわ ね。レンジでチンすると破裂するし」 勇者「とにかく、ここいらはいわゆる南極還流があるあたりだろ?クジラならともかくイ カの大群が棲息しているとは思えないんだが……まっいいか。ところで、南極還流が南極 大陸を氷の世界に変えたのを知っているか?」 ナタリー「知らないわよ」 勇者「かつて、ゴンドワナ超大陸があった頃は暖かい気候で草木も茂っていたという。そ れが超大陸の分離で、インドやオーストラリアは北へ、南極大陸はより南へと移動を始め た。その時離れて行った間隙に対して一定方向の海流が流れるようになった」 リリア 「それで?」 勇者「それが南極還流の始まりだ。ぐるぐる回る還流が、北の方からの暖流を遮断するよ うになって、南極はどんどん冷えていったのだ」 コンラト「分かりますよ。工場や店舗などの入り口にあるエアカーテンの原理と同じですね。 空気の流れで外気を遮断します」 勇者「近くを暖流が流れる土地というものは、通常よりも暖かくなる。例えば、イギリス などはかなり高緯度に位置するが、カリフォルニア暖流が流れ込んでいるせいで、同緯度 のノルウェーなどよりも平均気温が高くなっている」 コンラト「北からのラプラドル寒流とぶつかって、漁場を形成するとともに、霧や雨が多く発 生しますよね」 ナレ「などと言っているうちに、小さな島が見えてきた」 勇者「おお、あそこがルザミとかいう島か?村もあるようだ」 ルザミの島 村娘「ここはルザミ。忘れられた島ですわ。あなたがたの前に旅人がおとずれたのは、も う何年前のことだったかしら……」 勇者「ここは店?看板がないけど?」 店主「せっかく来ていただいたのに、売る物がなにもありません。そうだ…私が、昔聞い たうわさをお売りしましょう。ガイアのつるぎは、サイモンという男が持っていたそうで す。……お代?いりませんよ」 勇者「店の隣の墓のそばでラックの種をみつけた!」 コンラト「ここって、離れ小島が橋でつながった変わった村ですね」 ナタリー「時計回りとか関係なく、橋を渡るごとに建物があるわね。はい、次の家」 勇者「本棚に、ちからのひみつ、かいうんのほん、を見つけたぞ!」 老人「わしは預言者。そなたらがここに来るのを、ずっと待っておった。魔王の神殿は、 ネクロゴンドの山奥!やがて、そなたらは火山の火口にガイアのつるぎを投げ入れ……み ずからの道を開くであろう!」 コンラト「テドンの村の兵士が言っていたネクロゴンドのことみたいですね」 リリア 「あそこに穴?がありますよ」 勇者「調べてみよう……小さなメダル見っけ(*^^)v」 コンラト「別に落とし穴とかじゃないですね」 ナレ「南東の家を訪れる」 ナタリー「ここは何?屋上に望遠鏡があるみたいだけど」 勇者「行ってみればわかる」 学者「地面は本当は丸くて、ぐるぐる回っているのです。地面が回っているから、お星さ まやお日さまが動いているように見えます。でも、だれも信じてくれず、私はこの島に流 されました。しかし……それでも地面は回っているのです!そして丸いのです!」 勇者「そうか、この人はコペルニクスだったんだ!」 学者「というわけで、この島より南にすすむとすぐにある氷の大陸には……おかしな老人 の住む小さな草原がありました。今も住んでいるでしょうから、よおくさがしてみなさ い」 勇者「そいじゃ、さらに南の氷の大陸に向かおうじゃないか」 ナレ「船を出し、一路南へと向かう。やがて氷に覆われた場所に到達する」 コンラト「世界地図で確認しますと、ここが海賊の言っていたグリンラッドみたいですね」 勇者「グリーンランドという所か……待てよ!!南極大陸は!?」 ナタリー「そうね。あんたの熱弁していた南極大陸がなかったわね。南半球からいきなり北半 球にワープしたみたいね」 勇者「なぬおお??」 リリア 「ほらほら、氷原の中にぽつんと草原がありますよ。行ってみましょう」 ナレ「その平原に入ると、やたらただっ広い場所だった」 ナタリー「なにこれ?どこまで行っても草原ばかりじゃない!」 ナレ「まっすぐ北に進むと外に出てしまった」 勇者「戻れ。真っすぐ進まず、斜めに進むんだろう」 ナレ「北東の方角に建物が見つかった」 氷の大陸 老人「こうして、人に会うのは何年ぶりじゃろう。おお、そうじゃ。いつぞや海賊たちが おかしな骨を置いていって以来じゃな。まあ、よい。ところで、おまえさんたち、へんげ のつえを知っておるか?」 勇者「知らん!」 老人「サマンオサの王が持っていると聞いておるが……。さいごのかぎがあれば、旅の扉 を使いサマンオサに行けるというぞ」 勇者「念のために、知っていると答えると?」 老人「なんと、まことか!?実はわしは、あれが欲しいのじゃ。わっはっはっ」 リリア 「意味深ですね。一応メモしておきます( ..)φカキカキ」 勇者「箪笥から、シルクハットと小さなメダル見っけ(*^^)v」 リリア 「これまでの情報を総合すると、  @魔王の神殿は、ネクロゴンドの山奥。シルバーオーブもそこにあるらしい。  A火山の火口にガイアの剣を投げ入れよ。  Bガイアの剣は、サイモンが持っている。  Cふなのりのほねを使えば、幽霊船がみつかる。  Dふなのりのほねを、この老人が持っているらしい。  E老人が欲しがっているへんげの杖はサマンオサの王が持っている。  Fサマンオサへは、旅の扉から行ける。  というところです」 勇者「そのBとCの間の繋がりがわからんな」 コンラト「幽霊船に、サイモンという人物が乗っていれば、全部繋がりますよ」 リリア 「まずは、へんげのつえを手に入れるために、サマンオサが次の目的地ということで すね」 勇者「旅の扉に片っ端から飛び込んでいけば、いずれサマンオサに到着できるということ だな?」 ナタリー「そうなるわね」 勇者「簡単に言うけど、その旅の扉はどこだよ?アリアハンの二つの旅の扉、朝鮮半島に 繋がるテドンのそばの祠。みなサマンオサには通じていないぞ」 リリア 「ちょっと待って下さい。今まで行った所で、後回しにしていた場所がないか、メモ を調べてみます……。あった!ロマリア西の祠にある最後の鍵の扉です」 コンラト「そういえば、ポルトガに行く途中でしたね。当時は鍵がなかったですからね。調べ てみる必要があるでしょう」 勇者「よし、ロマリアへ行こう。あ、王様には会わないからな。また女王にされるのはか なわん。あの時は、ひどい目にあったぞ」
     
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