冗談ドラゴンクエストV 冒険の書・21
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ランシール
ナレ「アリアハンに戻った一行は、自宅で休養し国王に冒険の書に記録してもらう」
勇者「それじゃ、ここから再出発だな」
コンラト「どちらに向かいますか?」
勇者「西に向かったところに、オーストラリアがあるはずだ。まずは、そこへ向かおう」
ナレ「ということで、アリアハンから船に乗ってしばらくゆくと」
勇者「オーストラリア大陸が見えて来たな。大昔に南極やインドを含む東ゴンドワナ大陸
から分離して北上を続けて、今でも年に7cmの高速で移動しているらしい」
ナタリー「意外と勉強してるのね」
勇者「馬鹿にするなよな。ついでに言うと、数億年後にはユーラシア・オーストラリア・
アメリカ大陸などが一つに合わさって、アメイジア超大陸と呼ばれるものができるらしい
ぜ」
リリア 「到着しましたよ」
娘 「ここはランシール。小さな村よ」
勇者「よし、ここは反時計周りに情報集めだ」
コンラト「じゃ、最初は武具屋ですね」
勇者「おい、お奨めの武具はあるか?」
武具「へい。まほうのほうい、などどうでしょうか?呪文攻撃のダメージを減らす効果が
あります。僧侶用で、4400Gになります」
勇者「それをくれ!」
武具「まいどあり!」
リリア 「ありがとうございます(装備した)」
男 「村は小さいけど、神殿は大きいよ。だからおとずれる人はけっこう多いんだ」
剣士「私は、さいごのかぎを探して旅をしている。しかしカギを手に入れるには、つぼが
必要だという。いったいどういうことだ?つぼにカギが入っているのだろうか…」
勇者「違うぞ!とある場所で壺を入手して、とある場所でそれを使って……」
ナタリー「教えても無駄よ。その鍵は我々の手にあるもんね」
娘 「私は、道具屋のむすめ。きえさりそうを買っていってくださいな。きえさりそうは、
あなたの姿を見えなくしちゃう、不思議な草よ。持ってると便利なんだから」
勇者「それ、スーの村でも売ってたからな。しかし、透明になるのは便利だよな……二つ
三つ買っておくか」
ナタリー「あ、また悪だくみ考えてるわね」
ナレ「北西の家に入る」
猫 「にゃーん」
勇者「にゃーん!?お、箪笥の中に小さなメダルがあった(*^^)v。あ、鏡台がある」
ナレ「鏡に自分の姿を映してみる。そして、ちょっぴりきどったポーズをしてみた」
勇者「私って、やっぱりきれいよね」
ナレ「勇者は、ちょっぴり安心した」
ナタリー「何やってんの?あんた」
勇者「言っておくが!俺は、年頃の女の子なんだぜ。これくらいは当然の行為だろ。鏡が
あったら覗いてみる。どうだ!?」
リリア 「確かに女の子っていうのは認めるけど……コンラッドさんはどう思います」
コンラト「い、いや……私は……(言葉に詰まる)」
ナレ「なお、この鏡台は、他にもいろいろと答えてくれるようです」
男 「この神殿から地球のへそと呼ばれる洞くつに行けるらしい。地図で見たときにちょ
うどおなかのあたりにあるから、地球のへそと呼ばれているのさ」
勇者「ふむ……。『地球のへそ』といえば、エアーズロックだよな。ここが地球世界であ
ることを証明してくれたな」
ナレ「エアーズロックは、英国探検家が名付けた名前。先住民アボリジニでは、ウルル
(Uluru)と呼びなわされている。1987年ユネスコの世界遺産に登録された」
勇者「神殿右手に最後の鍵の扉があるな(ガチャッ)」
男 「イエローオーブは、人から人へ世界中をめぐっているそうじゃ。たとえ、山びこの
笛であってもむずかしいであろうな」
リリア 「オーブの情報ですね。つまり、他のオーブも山びこの笛があれば探せるということ
でしょうか?」
勇者「やまびこのふえか……確か、ドラクエUでもあったが、結局使わずじまいだった」
ナタリー「それは、攻略本読んでたからじゃないの?」
勇者「ともかくだ。ドラクエUの紋章は、ラスボスの所へ行く鍵のようなものだった。こ
こでのオーブも同じだと思う」
コンラト「まあ、至極当然ですね」
勇者「ふむ、右の建物と神殿の隙間が気になるな(と、狭い通路の突き当りに)ほら見ろ
!小さなメダル見っけ(*^^)v」
ナレ「神殿左手の最後の扉を開けて入る」
勇者「あれ?なんか変な魔物がいるぞ」
魔物「きえさりそうを持ってるかい?」
勇者「ああ、さっき買ったばかりだ」
魔物「だったら、エジンベアのお城にいきなよ」
勇者「もう行ったよ。やはり順路を間違えたな」
男 「わしには見える。もし旅先でわかれた仲間がいるとすれば、その者が希望をもたら
すであろう」
リリア 「別れた仲間というと、ショニンのことね」
コンラト「あの町は発展途上ですから、今後も訪れれば何か貴重なアイテムなり情報を得られ
そうです」
勇者「さて、後は本丸の神殿だな」
神官「よくきた、勇者よ!ここは、勇気をためされる神殿じゃ。たとえ、ひとりでも戦う
勇気がおまえにはあるか?」
勇者「一人で行くのか?……まあいい、行ってやろうじゃないか!俺に不可能の文字はな
いからな」
神官「では、私についてまいれ!」
ナレ「というと神官は奥の方へ」
コンラト「しんぱいだわ……。早く帰ってきてね」
勇者「な、なんだよ。その言い方。気持ち悪いな。女みたいじゃないか」
コンラト「女ですよ!!」
ナレ「説明します。一人になって振り向いた時、話しかける相手は、二番目に並んでいる
者と会話することになります。で、戦士のコンラッドなのですが、女戦士に設定されてい
るためにそういう言葉となりました」
勇者「わ、分かったよ。そういや、オープニングで全員女に設定したのを忘れていたよ」
ナレ「そういうと、神官の後を追う勇者」
神官「(T字路で立ち止まって)では、ゆけ!勇者よ!」
ナレ「ちなみに、この神殿クエストにおいて、FC版では有名なバグを利用した『ランシ
ールバグ』という裏技があります」
勇者「知っているぞ。アイテム無限増殖とか、簡単レベルMAXできたりとかな。ただし
バグって冒険の書に異常が発生したり消えたりするので注意!だろ?」
ナレ「その通り(*^^)v……などと言いながら、西へ砂漠のようなところへと突き進むので
あった」
勇者「地球のへそに入ったぞ!マッピングが得意なリリアがいないから……。片手壁沿い
歩きでいくか」
ナレ「右手を壁に当てて、離すことなく壁沿いに歩き出す。ところが……」
勇者「なんだよ。なんか……同じところをずっと回っているようだ。まさか!無限回廊な
のか?しようがない。行き当たりばったりで行くか」
ナレ「入り口から真っすぐ行った突き当りを左に曲がると階段があった」
勇者「降りてみたら、なんか……ただっぴろいところに出たな。とりあえず適当に」
ナレ「東へ進んで少し北にいったところの階段を昇る。道沿いに進んで突き当り」
勇者「なんか、変な像があるな……」
ナレ「調べたが、ただの像だった」
勇者「ともかく宝箱だ。お!だいちのよろい、が入っていたぞ。はがねのよろい、よりも
守備力が+18だ!」
ナレ「元来た道をたどり、先ほどの大広間を北へ進んだ階段を降りる」
勇者「お、なんか壁に顔のような彫刻があるな。レリーフというやつか?」
彫刻「ひきかえせ!」
勇者「(゚∀゚)アヒャ……お、驚かすなよ。レリーフが喋りやがった」
彫刻「ひきかえしたほうがいいぞ!」
勇者「そうはいくか!」
彫刻「ひき返せ!」
勇者「うるせえ!」
ナレ「さらに進み、宝箱の前に到達した」
勇者「やっと来たぜ。中身は……小さなメダルと、ブルーオーブだぜ。やったな!これで
クエスト終了か?大広間のもう一つの階段は……。いいや、省略。リレミト!」
ナレ「地上に戻り、神殿に引き返す」
コンラト「帰ってきてくれたのね?お帰りなさい!」
勇者「……。やめてくれ!おまえには女言葉は似合わないぜ」
神官「これこれ、仲間うちでさわがぬように。ともかく……よくぞ、無事で戻った!どう
だ?ひとりでさびしくなかったか?」
勇者「さびしい?楽しかったぞ」
神官「では、お前はゆうかんだったか?よく知っているだろう。さあ、ゆくがよい」
ナレ「パーティーに合流した」
勇者「ところで、この通路の東はどうなっているんだ?」
ナレ「神官のそばをすり抜けて、東に向かう」
勇者「お、宝箱がある。小さなメダル見っけ(*^^)v」
コンラト「これからどうしますか?」
勇者「そうだな……。ショニンに会いに行こうぜ!」
ナタリー「またなの?」
勇者「おお、これからはオーブを手に入れるごとに行こうと思う」
ナレ「ということで、商人の町へと向かった」
商人の町三度目
勇者「戻ってきたぞお!」
ナタリー「三度目よね」
商人「ほう……こんなところに、町ができていたとは……。やはり商売は、足でかせぐ!
いいとりひきさきが見つかりましたよ」
ショニン「ああっ、勇者!私よ私。ショニンよ。今度はここに、大きな劇場を作ろうと思って
いるの」
勇者「まあ、頑張りな」
リリア 「またね(*^^)v」
老人「町どんどん大きくなる。先楽しみ!みな、あなたのおかげ」
町娘「ここはきっと、大きな町になるわ!そんな気がするの!」
勇者「ここは宿屋か……来るたびに、町の景色が変わるな」
剣士「ガイアのつるぎ……大地をつかさどるその剣は、巨大な山をもゆるがすという……。手
に入れたい!しかし、どこにあるのか、さっぱりわらぬのだ」
リリア 「ガイアのつるぎ、ですって。メモしておきます( ..)φカキカキ」
コンラト「これからどうしますか?」
勇者「おまえ、それしか言わないのかよ」
コンラト「他にどう言えと?リーダーはあなたですから、行き先を決めていただかないと」
勇者「ともかくだな……大航海時代と言えばアメリカ大陸発見の他には、南アフリカ南
端喜望峰を回るインド航路の開拓だろ?」
リリア 「バスコ・ダ・ガマですね」
勇者「そういうこと。一旦ポルトガに戻るか」