冗談ドラゴンクエストV 冒険の書・9

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夜のイシス 勇者「さて、夜のイシスを探検だ!魔法の扉を開けまくるぞ。まずは、4個の宝箱のある 左側の部屋」 兵士「お城のたからは、すべて女王さまのもの。へんな気をおこさぬようにな」 勇者「と言われても、頂く物は頂いちゃうもんね(*^^)v。72G、かしこさのたね、ルビー のゆでわ、きぬのローブか」 側近「私の兄うえもこうして、きよき水をながめるのが、好きだった。だが、東の国へい くと、アッサラームの町に向かったまま、まだ帰らぬのだ」 勇者「ふむ……?アッサラームには、それらしき人物はいなかったようだが……次は、右 側の4個の宝箱だな」 兵士「女王さまのたからものをまもるのも、われわれ兵士の役目だ」 勇者「そいじゃ、さっそく頂きます。おうごんのティアラ、80G、いのちのきのみ、そ して小さなメダル見っけ(*^^)v」 三人「見なかったことにします……」 勇者「さて、後は謁見の間の扉だな……二階に上がろう」 ナレ「ここは、女王の寝室です」 侍女「なに用かは知りませぬが、お引きとりくださいませ。あらぬうわさが立ちますわ」 勇者「大丈夫じゃないの?俺、女の子なんだから」 女王「ひと目をしのんで、私に会いに来てくれたことうれしく思いますわ。なにもしてあげら れませんが、あなたにささやかなおくりものを、さし上げましょう。私のベッドのまわり をしらべてごらんなさい」 勇者「ベッドの北側の床に、いのりのゆびわが落ちていたぞ」 ナタリー「ありがたいわ。これで魔力の回復ができるわね」 勇者「しかし、直接手渡してくれりゃいいものを……。それに北枕だろ?縁起が悪くない のかな?」 リリア 「縁起をかつぐのは東洋のものでは?」 勇者「そうか?ま、いいか。イシスはこんくらいかな。アッサラームのまほうの扉を開け に行こう」 夜のアッサラーム ナレ「ということで、アッサラームに戻ってきた」 勇者「まずは劇場だな」 ナレ「劇場奥の扉を開けて、舞台裏に入る」 女 「なんでも、岩山に東の国へ通じる洞くつがあるって。その話を聞いて、あたしたち も東にいこうとしたことがあるわ。つぎは、東の国にも、げきじょうをひらこうって。で も洞くつはとちゅうでふさがっていて、ノルドというホビットに会えただけなの」 勇者「ああ、知っているぞ。追い払われたよな」 座長「そんなわけで、私が東にいけなかった、ここの座長です」 勇者「ところで、壁に鏡が並んでいるな」 ナレ「勇者は、カガミをのぞきこんだ」 勇者「私って、やっぱりきれいよね」 ナレ「勇者はちょっぴり安心した」 勇者「ちょ、ちょっと待て!俺は、鏡を覗き込んだだけで、『私って、やっぱりきれいよ ね』なんて、一言も喋ってないぞ!」 ナタリー「魔法の鏡なんじゃない?」 コンラト「鏡に閉じ込まれし男よ、この世で一番美しい女はだーれ?という奴ですか」 リリア 「白雪姫ですね。まほうのカギで入った部屋なんですから、魔法アイテムがあっても 不思議ではありませんね」 ナタリー「あんたの潜在意識を投影して、鏡が答えたんじゃないの?」 勇者「ま、まさか……と、とにかく、他を当たるぞ」 ナレ「そそくさと部屋を退散する勇者だった」 勇者「次は、北の方の魔法の扉だな」 男 「おや、旅のひとですな。私も、いつか東へいってみたいと、思っているのだが…… 東の国へゆくには、ホビットだけが知っているという、ぬけ道を通るしかない。しかし、 ホビットのノルドはとぼけているのか、ぬけ道を教えてくれないのだ。やはり、ノルドの ともだちのポルトガの王にたのむしかないのであろう……」 勇者「ポルトガ?どこだ??…はともかく、本棚にユーモアのほんを見つけたぞ(*^^)v」 ナタリー「どうやら、次の目的はポルトガみたいね」 勇者「で、それはどこにあるんだ?」 コンラト「それより、左の部屋に蠢(うごめ)いているのは魔物では?」 勇者「聞いてみよう。おい、魔物!ポルトガを知っているか?」 魔物「にゃ〜ん。………???うげ!化けそこなったか!えーい!どうせ同じことよ!」 ナレ「ベビーサタンが現れた!」 勇者「ほいさ!」 ナレ「いとも簡単に魔物を倒した」 勇者「今の奴は、なんだったんだ?何の情報も教えず、ゲーム上の単なるお遊びか?」 コンラト「そうですね。ポルトガとかいう場所のヒントでも教えてくれれば……」 リリア 「行き詰った時は、原点に戻れって言いますけど……」 ナタリー「原点ね……。ちょっと地図を開いてみたら?まだ、訪れていない場所は、色塗りさ れてないはずよね。そこから判断したら?」 勇者「それは、いいんだけど……」 コンラト「考え込んで、何か思い当たることでも?」 勇者「ポルトガという名前だよ。どう考えても、これは『ポルトガル』だよな。ロマリア は『イタリアのローマ』だったから……」 ナレ「と、町の外に出て地図を開いて確認すると……」 勇者「そうだよ。ロマリアの西側の地図が、まだ塗られていないだろ?」 ナタリー「そういえば、そうね」 コンラト「ロマリア周辺で、見落とした場所があるのでは?」 勇者「よし、ロマリアに戻ろう!」 ナタリー「そういえば……。ロマリアの王さまに、カンダタから取り返した、『きんのかんむ り』返してないわよね」 勇者「そうだった……。わずかだけど、守備力アップするから、そのまま被ってたよ。あ はは(≧◇≦)」 コンラト「横領はいけませんね」 勇者「返せばいいんだろ、返せば……」
     
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