難病(特定疾患)と生活保護・社会保障を考える【携帯/モバイル版】

この場を借りて、難病(特定疾患)と生活保護などの社会保障制度について考えてみたいと思います。

天疱瘡/認定基準(公費負担)

特定疾患情報診断・治療指針

15.天疱瘡

 (1) 臨床診断項目

  @ 皮膚に多発する,破れやすい弛緩性水疱
  A 水疱に続発する進行性,難治性のびらんないし鱗屑痂皮性局面
  B 口腔粘膜を含む可視粘膜部の非感染性水疱・びらんないしアフタ性病変
  C Nikolsky 現象陽性
 (2) 病理組織学的診断項目
  @ 表皮細胞間橋の離開(棘融解acantholysis)による表皮内水疱
 (3) 免疫組織学的診断項目
  @ 病変部ないしは外見上正常な皮膚・粘膜部の細胞膜(間)部にIgG(ときに補体)の沈着が認められる。
  A 流血中より抗表皮細胞膜(間)抗体(天疱瘡抗体)(IgG クラス)を同定する。
 [判定及び診断]
  @ (1)項目のうち少なくとも1 項目と(2)項目を満たし,かつ(3)項目のうち少なくとも1 項目を満たす症例を天疱瘡とする。
  A (1)項目のうち2 項目以上を満たし,(3)項目の@,Aを満たす症例を天疱瘡と診断する。


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