冗談ドラゴンクエストV 冒険の書・16

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スーの村 勇者「\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ。そろそろ、スーの村 へ向かおう」 ナタリー「しかし、ミシシッピー川って支流がやたら多いのよね。どこをどう遡ればいいか、 分からないわね」 勇者「今予習したばかりだろうが」 ナタリー「予習?」 勇者「目指すは、ミズリー川の上流だよ」 ナタリー「だから、そのミズリー川はどれかって話よ。最も海よりの河口には3本の支流が流 れ込んでるわよ」 コンラト「一番右側はミシシッピー川ですね。そちらではないでしょう」 リリア 「となると、真ん中か左か?」 勇者「よし、真ん中だ!」 ナタリー「根拠は?左かもしれないじゃない」 勇者「女の子の感だよ」 ナタリー「なにそれ?それでいいの??」 勇者「いいんだよ。通ればリーチだ」 ナレ「とまあ、侃侃諤諤(かんかんがくがく)の話し合いをしているうちに、スーの村に 到着した」 勇者「どうだ。俺の言ったとおりだ」 ナタリー「どこがよ?」 リリア 「とにかく村に入りましょうよ」 村娘「ここ、スーの村、遠いとこよく来た」 勇者「よし、今回は反時計回りに情報集めしよう」 リリア 「じゃあ、右手の民家からですね」 老人「ここからちょうど東。海岸の小さな草原に町あったか?」 勇者「はいと答えるとつまらんから、いいえと答えよう」 老人「やはり、だめじゃったか……。ずいぶん前、この村の者、そこへ町作ると出かけた ままじゃ」 コンラト「なるほど、あの町のご老人はここ出身だったのですね」 リリア 「そうみたいね。喋り方も同じだし。となるとモントリオールと呼ぶのも変ね。フラ ンスの入植地じゃないということだから」 勇者「壺の中に、すばやさのたねを見つけたぞ!」 ナタリー「聞いてないし……」 ナレ「本日、5月27日は『ドラクエの日』です。34年前の今日、ドラゴンクエストがファミ リーコンピュータとして発売されたのを記念した日となっております。各種アプリでは、 ログインボーナスや福引きチケットなどが配布されているようです」 勇者「おお、そうなのか?しかし、今プレイしているドラクエVは、ダウンロードゲーム だから、何ももらえねえじゃんか(*'へ'*)ぷんぷん」 ナレ「などと膨れている間にも、物語は続く」 武具「ここは武器と防具の店だ。どんな用だい?」 勇者「見せてくれや」 ナタリー「あ、毒針を売っているわ。しかも、10Gって、意外と安いのね」 村男「かわきのつぼ、もともとこの村のもの。でも昔、東の海渡って来た人、持っていっ てしまったよ」 コンラト「かわきのつぼ、なんか大切なもののようですね」 リリア 「東の海から来た人って……。ポルトガでは、そんな話は聞いてませんよね」 勇者「合衆国って、独立前はイギリスの植民地だったよな」 ナタリー「じゃあ、イギリスにそれはあるのかしらね」 コンラト「ここを出たら行ってみましょう」 馬 「私はしゃべる馬のエド。みなさんにいいことを教えましょう。もし、かわきのつぼ を見つけたら、西の海の浅瀬の前で使うのですよ」 勇者「びっくりしたなあ。ヒヒンとか唸るのかと思ったぜ。分かった!おまえの名前は、 ミスター・エドだろ?」 ナレ「解説しましょう。ミスター・エドとは、1961年〜1966年まで合衆国で放送されたド ラマです。人語を喋る馬のエドが主人公」 勇者「解説ご苦労さん」 コンラト「かわきのつぼの使う場所が分かりましたね」 リリア 「かわきのつぼ、メモしておきますね( ..)φカキカキ」 ナタリー「井戸があったわよ。あのご老人の言ってたのは、これじゃない?」 勇者「そうみたいだな、そばに女が立っているぞ」 村娘「やまびこのふえ、どこかの塔ある聞いた」 勇者「やまびこのふえか……ドラクエUにもあったけど、結局使わずじまいだったな。こ こでも使わずに終わりそうな気がする」 ナタリー「攻略本を読んでいたからじゃないの?」 勇者「それは内緒だぞ。で、『井戸の周りを調べろ』だったよな」 リリア 「あ!井戸の北側に、いかずちのつえ、が落ちてました!!」 ナタリー「これ、あたしが装備できるみたいね。貰っておくわ」 リリア 「道具として使うと、ベギラマの効果があるみたいですよ」 勇者「なんで、そんな良いものが落ちたままになってんだよ。誰も拾わないのか?」 ナタリー「魔法使いならともかく、一般人にとってはただの棒にしか見えないんじゃないかし ら。だから誰も拾わないのよ」 コンラト「うっかり焚き火にされるとこでしたね」 勇者「さてと、井戸の中を覗いてみると……」 ナレ「ロープが垂らされており、中に降りられるようだった。そこには老人がいた」 老人「うわっ!ついに見つかってしもうたかっ!ゆ、ゆるしてくれ!かえす!ツボはかえ すから!と思うたが、おまえさんスーの村の者じゃないようじゃな」 勇者「通りすがりの冒険者だ!」 老人「わしは、その昔エジンベアの兵士で、この村に来たんじゃが…わしだけ、乗りおく れてしもうてのう。あれから何年たつかのう……。ツボは、仲間の兵士が、もっていって しまったんじゃよ」 コンラト「エジンベア?エジンバラなら、スコットランドの首都ですね」 勇者「やはり、イギリスに行く必要があるようだな」 ナレ「北側の民家に入る」 老人「北の海、グリンラッド呼ばれる、氷におおわれた島ある。その島の草原、偉大なる 魔法使い住むという」 リリア 「グリーンランドですかね?今は謎ですが、メモしておきますね( ..)φカキカキ」 勇者「壺の中に小さなメダル見っけ(*^^)v」 子供「オーブのあるところ、やまびこのふえ吹く。そうすると山彦かえってくる」 コンラト「なるほど、オーブというものがあって、やまびこのふえで見つかると」 道具「ここはどうぐ屋です。どんなご用でしょう?」 勇者「見せてくれや」 ナタリー「道具屋ってどこも似たり寄ったりね。あら、きえさりそう、なんてのがあるわね」 勇者「面白そうじゃないか。300Gか、一つくれ!」 道具「きえさりそうですね。まいどありがとうございます」 牧童「これ、私の馬。とてもいい馬」 馬 「ヒヒーン!」 勇者「そうさ。馬はそう鳴くものだよ、うん」 村人「私たち、うそ、つかない」 勇者「お!言った、言ったよ。名文句!おまえ、トントという名前じゃないだろな?」 ナレ「トントとは、ローン・レンジャーの名脇役のインディアンです。『白人嘘つき。イ ンディアン嘘つかない』で有名な人物」
     
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