またしても入院である。
そして例によって、検査尽くめの日々の再開。
尿検査、血液検査、レントゲン、脳波検査、心電図、超音波診断
前回と同様の検査が実施されたのだが……。
さらにより精査に調べるために、前回の入院では行われなかった
内視鏡などを使って、内臓を内側から調べることになったのであ
まず最初に実施されたのは、大腸検査である。
リアルでX線映像の見られる、TV−X線撮影装置に乗る。
お尻からバルーンの付いた管を挿入される。
造影剤を注入され、さらに腸管を膨らませるために、空気を送ら
気持ち悪い……。
しかも、じっとしているだけじゃないのである。
診察台の上を、右向いたり、左を向いたり、仰向け、俯け、と動
腕には点滴の針、お尻には管を挿入された状態で、動き回るのは
検査技師は、簡単に、
「今度は俯きですよ。はい、そこでじっとしてくださいね。撮影し
と言ってくれたりするのである。
ほんとに疲れます。
そして終わったら終わったで……。
造影剤や空気を注入され膨張した状態で、バルーンを抜いたらど
想像したくないけど、悲しい現実です。
バルーンを挿入したまま、トイレへ直行。
看護師にバルーンを抜いてもらうと……。
ほとほと疲労困憊状態で病室へ戻ります。
その後も何回かトイレへ行くが、造影剤が残っていて乳白色のど
その日は、一日死んでいました。