鎖骨の上、首の前あたりにあるのが甲状腺です。甲状腺からは甲状腺ホルモンが分泌されます。
甲状腺は、その甲状腺ホルモンの分泌が多かったり、少なかったりと、バランスをとる機能が不十分な働きをすると病気はおこります。
甲状腺の病気とは?
甲状腺の働きについて
甲状腺の病気の種類・疾患
甲状腺ホルモンとは?
甲状腺機能低下症とは?
甲状腺機能低下の治療や解消法
単純性びまん性甲状腺腫とは?
びまん性甲状腺腫の症状と解消法
結節性甲状腺腫とは?
亜急性甲状腺腫とは?
甲状腺の病気 とは?
鎖骨の上、首の前あたりにあるのが甲状腺です。甲状腺からは甲状腺ホルモンが分泌されます。
甲状腺は、その甲状腺ホルモンの分泌が多かったり、少なかったりと、バランスをとる機能が不十分な働きをすると病気はおこります。
甲状腺ホルモンは主に、新陳代謝や自律神経をコントロールしているんですね。
甲状腺ホルモンは体内で摂取した栄養を十分に活用したり成長期の発達を促しますので、血中の甲状腺ホルモンの量が異常になると体のいろいろなところに影響します。
甲状腺の病気は20代から40代の女性に多くて10人に1人は、橋本病やバセドウ病など、甲状腺の病気や異常をもっているといわれます。
特に、妊娠している女性がこうした病気を発症すると、妊娠中毒症や流産などを起こすことがあり、胎児にも健康障害を及ぼすことがあります。
ただ、軽症ではなかなか気づかれにくく、見落とされたり、別の病気と誤診されることが大変多い病気なのです。
甲状腺の病気と診断を受け、適切で確実な治療を受ければ、見違えるほど元気になりますし、まったく健康な人と同じように運動、妊娠、授乳、仕事となんでもできるようになりますよ。
一般的には以下の様な症状がでるといわれています。
【 血中の甲状腺ホルモン 】
過剰の場合 ● 脈が速くなる、動悸、息切、これに伴う 心臓疾患や脳の疾患 ● 神経質になる、いらいらする、感情的になる 集中力低下 ● 精神的高揚、落ち込み ● 手のふるえ ● 暑い、汗を異常にかく ● 下痢やトイレの回数増 ● 食べても食べても痩せる、食欲が異常にある (細胞がエネルギーを大量に必要とするため) ● 筋力の低下 ● 疲れやすい ● 肝臓の異常 ● 薄毛(毛髪成長サイクルが短くなるため) |
不足の場合 ● 脈が遅くなる ● 精神的な落ち込み、抑鬱 ● 汗をかきにくい、寒い ● 肝臓の異常 ● 便秘 ● 体重増加、むくみ ● 皮膚のカサつき ● 脱毛 |