あっと! ヴィーナス!!(1)
あっと! ヴィーナス!! 登場人物  相川弘美
誕生以前、愛と美の女神ヴィーナスのちょっとした手違いで、女に生まれるはずが、男に生まれてしまったというかわいそうな娘?誕生から十余年男として育って来たというのに、今再び、彼女の前にヴィーナスが現れ、本来の姿に戻してしまった。いきなり女に変えられてしまって当惑する弘美、身も心も女に変えようとする愛と美の女神ヴィーナスの追及から逃げ回る日々。はたして彼女に幸せは来るのだろうか? ただ一つの救いは、ヴィーナスの力によって一度だけの望みをかなえてくれる(ただし男に戻すことを除いてだが)という事だけだ。
また、ディアナの助力によって、一定時間だけ男に戻れる能力を持つペンダント(効力は6時間で残り3分になるとタイマーがなる)を与えられている。
 愛と美の女神 ヴィーナス
弘美の誕生以前、すなわち男女の性分けのおり酔っぱらって弘美の性を間違えてしまったといううっかり者。弘美を捜し求めて十余年、ついに弘美を本来の姿に変えてしまった。しかし、弘美の体は元に戻したものの心はまだ男であるがために、心そのものも女にするため彼女のそばにまとわりつくようになった。弘美の通うことになった高校に担任としてやってくる。
ヴィーナスの名にかけて弘美を立派な女性にするために命をかける。
なお「Venus」とは、アドリア海沿岸のヴェネチ諸部族の母であり、名祖である大女神に由来する。ヴェネチアの町の名もここからきている。「vene-raation」崇敬・「venery」性交は派生語であるが、本来狩猟を意味する言葉であり、東方のヴィーナスである「アルテミス」と同じく、「動物達の女主人」を意味していた。
この物語では運命管理局の長として登場。
 天空の女神 ディアナ
時空を司る女神で、何かにつけてヴィーナスと反目しあっている。特にその美しさにおいてはヴィーナスをもしのぐのではないかと、神々の間でささやかれているのをはなにかけている。時を操り弘美の誕生以前に遡って本来の道に戻す力を持つのだが、ヴィーナスが自らの失敗を認めディアナに助力を求めない限り、手を出すことができない。神といえども自分勝手に時間を操作できないからである。なお、ディアナの男性形名はヤヌス(英語の1月を意味するJanuarius はこの人を由来とする)ヴィーナス同様に、弘美の高校の女校長として二人の監視役として登場する。
また、ヴィーナスを困らせるために弘美に対して、一定時間だけ男に変身できる能力を与える。
なおディアナはアルテミスのラテン語名。アルテミスは月の女神であり、多くの乳房を持ち「生物の母親」であり、反面「女猟師」として自分が生んだ生物を殺す屠殺者としての一面も持っていた。またアルテミスはその姿を色々な動物に変えるが、あらゆる星の統治者「大熊座」Ursa Majorとして「世界軸」axis mundiの守護神でもあった。
この物語では時間管理局の長として登場する。
 双葉愛
弘美の幼ななじみ。弘美に好意をよせていたが、かの事件以来彼がいなくなって悲しんでいる。女となって愛の前に現れた弘美の新しい友達になるが、つき合っているうちに弘美のなかにかつて好きだった人の面影を見いだす様になり、悩みはじめるようになる。
 相川朱美
弘美の父の弟の娘、つまり従姉妹同志のおない歳。女になってしまった弘美の女子教育のため呼び寄せられた。レズッ気もあり何かにつけて弘美をもて遊ぶようになる。とにかく弘美が今後女として生きていくしかない以上、同年齢の同性という彼女を見習うほかなく、いやでもつき合っていくしかないようである。
 相川修二・里美
弘美の父母である。とにかくどうしても女の子が欲しいと熱望していた。
でもって、かの事件以来ヴィーナスとは懇意の仲となっている。
 熊谷次郎
弘美の通う高校の柔道部主将、弘美が男だった頃の先輩だが、主力選手だった弘美がいなくなって生き消沈していたとき、ちょっかいをだした弘美に投げ飛ばされたときから、弘美を柔道部にとしつこく勧誘し続けるようになった。