冗談ドラゴンクエストV 冒険の書・8

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ピラミッド ナレ「イシスから、ひたすら北上するとピラミッドが見えてきた」 勇者「一個しかないのか?有名なギザのピラミッドは大中小の3基あるよな。スフインク スもないし……」 ナタリー「それはパラレルワールドの世界のことでしょ」 勇者「まあいいや。突入するぞ!」 ナレ「ピラミッドに入った」 勇者「お!BGMが何となくエジプト風に変わったな」 ナタリー「そうかしら……あたしは不気味な感じだけど」 ナレ「ミイラおとこ、が現れた!」 勇者「さすがピラミッドだぜ!ミイラとはな」 リリア 「アンデットですから、わたしのバギが効きそうです」 勇者「ミイラ男がやたら出やがるな。さすがピラミッドだぜ!しかし、ミイラ男ばかりで ミイラ女はいないのか?男女均等法に抵触するぞ」 ナレ「などと、ぶつぶつ言いながら通路を進んでいると……」 勇者「あああ!Σ( ̄□ ̄|||)」 ナレ「落とし穴に落ちた」 勇者「さすがピラミッドだぜ。王家の財宝を守るためのトラップか?」 ナタリー「上に昇る階段はどこかしら?」 リリア 「ありました!南西の隅の狭い通路の先です」 ナレ「魔物を討伐しながら、3階に上がってきた」 コンラト「東西に狭い通路と、北へ広い通路があります」 勇者「なんか聞いたことがあるな……ギザのクフ王のピラミッドの王の間へと続く大回廊 を思わせるな。北へ行ってみるか」 リリア 「だめです。大きな扉が塞いでいます。盗賊の鍵では開きません」 コンラト「戻りましょう」 リリア 「この3階って……気づいたんですけど、左右対称のシンメトリーですよね?」 コンラト「そういえばそうですね。左右対称です」 リリア 「イシスの子どもが唱っていた、東の東から西の西という謎の言葉を示す場所ではな いでしょうか?」 ナタリー「南東と南西の突端が怪しそうだわ」 勇者「なるほど、調べてみるか……お、ボタンがあるぞ!」 リリア 「あ、適当に押さないで下さい。東の東から西の西です!」 勇者「そうか、まずは東の突端の東側のボタンをポチッと押して、西の突端に回って西側 のボタンをポチッとな」 ナタリー「あら、北側の方で何か大きな音がしたわ。さっきの扉の所」 リリア 「戻ってみましょう」 勇者「お!扉が開いているぞ。その先に宝箱が二つある!!」 ナレ「勇者は、スタミナのたねと『まほうのかぎ』を手に入れた」 勇者「よっしゃあー!これで各地の開けられなかった扉が開く」 コンラト「戻りますか?上に昇りますか?」 勇者「もちろん上だ!!」 ナレ「ということで、さらなる探索のため上の階へと向かう。そこは4階、手に入れたば かりのまほうのカギを使って扉を開けて中に入ると」 ナタリー「なにこれ?宝箱がズラリと並んでるじゃない?」 勇者「うーむ……」 ナレ「と、しばらく考えていたが」 勇者「今はやめておこう。イシス城地下の宝箱みたいに亡霊が守っているかもだからな。 その時は見逃してくれたが、ここではそうもいかないだろう」 ナタリー「諦めるのね」 勇者「今はな……。レベルが上がって余裕が出てきたら、また取りに来よう。それに、例 の呪文が効かない謎の場所ってのも気になるしな」 コンラト「それじゃ、行きますか」 ナレ「宝箱を横目に上へと昇り、5階に着いた」 勇者「また、まほうの扉かよ。ここに来るには、当然まほうのカギを手に入れているわけ だし、無意味じゃね?」 ナタリー「気にしないでいくわよ。と……宝箱には、『はでなふく』が入っていたわ」 リリア 「遊び人専用の服のようですね。勇者さん、似合いそうですよ」 勇者「ば〜か('ω')勇者の俺に着れるわきゃないだろ!」 ナタリー「いずれ仲間を加えた時のために、袋の中に収めておけば?」 勇者「そうだな……。もう何もないから上に昇る」 ナレ「そこはピラミッドの頂上だった」 勇者「おー!絶海かな絶景かな!」 コンラト「足もとに注意して下さい。落下しますよ」 勇者「足もと?お、小さなメダル見っけ(*^^)v」 ナタリー「ここは頂上よ。どん詰まりで、下に戻るしかないわよ」 勇者「なあに、こうやって……えいやーっ!(飛び出す)」 三人「(揃って)きゃー!いやー!なんと!」 ナレ「悲鳴を上げる仲間をよそに、無事に地上に降り立った」 ナタリー「なんてことするのよ(○`ε´○)プンプン!!」 リリア 「そうですよお(;´Д`)」 コンラト「やると思いましたよ( `ー´)ノ」 勇者「まあ、いいじゃないか。無事だったんだからさ。さて、一旦イシスに戻るぞ」 ナレ「一行がイシスに戻った時、空はどっぷり暮れていた」
     
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